美しい横顔として「Eライン」という顔のラインが注目されています。
女性だけでなく男性も意識しているEラインは、美人やイケメンの定義のひとつになりつつあるといっても過言ではないかもしれません。
Eラインはどうやって整えていけるのでしょうか。
本記事ではEラインを作る治療を受ける際のデメリットや、美しい横顔の条件についてもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
Contents
- 1 Eラインの横顔が注目される理由
- 2 Eラインで横顔を整えるメリット
- 3 Eラインのチェック方法
- 4 Eラインが崩れる原因
- 5 鼻が低い
- 6 口が前に出ている
- 7 下顎が前に出ている
- 8 Eラインで横顔を整える方法
- 9 美容整形でEラインを整える
- 10 歯科矯正でEラインを整える
- 11 Eライン治療のデメリット
- 12 歯科矯正の場合は時間がかかる
- 13 美容整形の場合は副作用の心配がある
- 14 美容整形は持続性の問題がある
- 15 Eラインを歯科矯正でつくるメリット
- 16 歯科矯正の効果は長く続く
- 17 歯の健康が保たれる
- 18 咀嚼能率が向上する
- 19 口腔衛生環境が向上する
- 20 美しい横顔の条件とは
- 21 Eラインで美しい横顔を
Eラインの横顔が注目される理由
Eラインとは、「横顔における鼻の先と下顎の先を結んだ線」のことです。
美しい横顔の目安とされ、このラインから唇がはみ出さずに一直線になるとよいとされています。
もちろん横顔の美しさはEラインがすべてとは言えません。
鼻筋が通っている・おでこに立体感があるといった点も重要であるといえるでしょう。
しかしアフターコロナとなった昨今では、マスクを外す人も増え、より口元に意識が集まっています。
人に見られる機会ができた、だからこそ美しく見せたいと考えるのは自然な思考です。
口元の美しさを追求する人が増えているため、Eラインを意識する女性が増えているのでしょう。
Eラインで横顔を整えるメリット
Eラインを整えたいと思うと、口元ばかりが気になってしまうかもしれません。
しかし横顔が美しい女性は、口元だけでなく顔全体のバランスが整っています。
Eラインを整えて、美しい横顔を手に入れるメリットは以下の通りです。
- 横顔美人になれる
- 急な写真撮影も自信が持てる
- 自然な陰影が出る
- 顔に立体感が出る
- 知的な印象を与えられる
- 小顔効果がある
普段のお手入れでは鏡を正面から見ることが多いでしょう。
しかし誰がどこから見ても美しいと感じるには横顔も重要です。
Eラインのチェック方法
まずは自分のEラインをチェックしてみましょう。
人差し指を立て、鼻の先から顎の下にあててみて、唇が指に触れないようであれば美しいEラインであるといえます。
元々Eラインとはアメリカの歯科医師が提言した言葉であり、アメリカ人向けの矯正の目安です。
日本人はアメリカ人に比べると、鼻が低く口元も前に出ている人が多い傾向にあります。
そこで唇が指に多少あたる程度でも理想的なEラインに近いと考えていいでしょう。
Eラインが崩れる原因
美しいEラインが崩れてしまう原因には、以下のような点が挙げられます。
どのタイプに当てはまるのかによって、適切な治療方法も変わりますので正しく見極めておきましょう。
- 鼻が低い
- 口が前に出ている
- 下顎が前に出ている
鼻が低い
Eラインが崩れる原因のひとつが鼻の低さです。
鼻の高さがあると美しいEラインが整います。
口元や顎のラインに対して鼻の高さが足りないと感じる方は、鼻の高さを調節するとEラインを整えることが可能です。
日本人は、アメリカ人やヨーロッパ人と比較すると鼻が低いという特徴があります。
平べったい顔になってしまう・鼻先が丸くて気になる・メイクで陰影をつけているという方も多いでしょう。
鼻を高くすると、Eラインだけでなく顔全体の印象も華やかになります。
口が前に出ている
口が前に出ているのも、Eラインが崩れる原因です。
出っ歯や口ゴボの人の場合、Eラインの直線よりも口が前に出すぎてしまいます。
口は前すぎず後ろすぎない、適切な位置にあるのが重要です。
出っ歯や口ゴボなど歯並びと関連がある場合には、歯科医院での矯正で改善できます。
軽度の場合や歯並びに問題がない場合には、美容整形でヒアルロン酸注入により目立たなくなる場合もあるでしょう。
下顎が前に出ている
下顎が上顎よりも前に出てしまっている、受け口やしゃくれのような状態の方もEラインが崩れてしまいます。
下顎が前に出ているなら、ヒアルロン酸や脂肪の注入、歯科矯正で歯並びや噛み合わせを改善させる方法が効果的です。
Eラインで横顔を整える方法
Eラインで横顔を整える方法は、大きくわけると美容整形か歯科矯正の2つです。
- 美容整形でEラインを整える
- 歯科矯正でEラインを整える
歯の状況や希望の仕上がりによって、適切な治療方法を選択しましょう。
美容整形でEラインを整える
Eラインが崩れてしまっている原因が骨格なら、美容整形での治療が可能です。
美容整形でEラインを整えるには、ヒアルロン酸注入や糸による治療があります。
理想の横顔に近づける方法を見つけられるように、治療法を比較してみましょう。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸を注入し、鼻を高くしたり顎を大きくしたりして、美しいEラインを作る方法です。
ヒアルロン酸注入で鼻の形を整える施術は、10分ほどと短時間で終わります。
ダウンタイムもないので手軽な方法だといえるでしょう。
ヒアルロン酸の種類や注入場所によっても異なりますが、効果が持続する期間は半年~2年程度といわれています。
永久的な治療法ではないので、覚えておきましょう。
糸による治療
安全性の高い医療用の糸を使用し、切らずに鼻筋を整える治療です。
8本~12本程度の糸を入れて、鼻にふくらみを持たせ、高さを出していきます。
施術時間は10分程度と短時間で、ダウンタイムもほとんどない治療法です。
時間が経つにつれて糸が緩んでくるため、効果は1~2年程度が目安となります。
プロテーゼ挿入
ヒアルロン酸注入では物足りない、半永久的な効果がほしい、という方にはプロテーゼ挿入という方法があります。
プロテーゼとは、人の軟骨に似せた医療用シリコンを外科手術で挿入する治療法です。
鼻や顎にプロテーゼを挿入して、Eラインを整えます。
医療用シリコンが入るので、半永久的な効果が期待できる方法です。
歯科矯正でEラインを整える
歯並びや嚙み合わせに問題がある方や、口ゴボや受け口などが原因でEラインが崩れてしまっている方は、歯科矯正での治療が可能です。
歯科矯正の方法には、マウスピース矯正やワイヤー矯正がありますので、治療法を比較しておきましょう。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを装着して少しずつ歯を動かす方法です。
ワイヤー矯正のようにつけっぱなしではなく取り外しが可能で、ストレスなく食事できます。
前歯だけでなく奥歯まで全体の矯正ができるので、噛み合わせの改善が可能です。
ワイヤー矯正
歯の表面や裏側にワイヤーを固定して、歯を動かしていく矯正方法です。
顎を後ろに下げて噛み合わせも改善させていき、Eラインも整えていきます。
抜歯をして、歯が綺麗に並べるスペースを作ってから矯正をするケースもあります。
矯正歯科で治せるイーラインと治療方法とは?歯科で美しい口元をつくろう>>
外科手術との連携
上下の顎の場所がずれていたり、大きさのバランスが取れていなかったりする場合には、外科手術との連携が必要になるかもしれません。
下顎が前に出ている「下顎前突症」や下顎が後ろに下がっている「上顎前突症」などの場合が考えられます。
歯並びと同じように、治療法も個人差があるものです。
治療法についても、表参道AK歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
Eライン治療のデメリット
美しい横顔を作るための治療ですが、デメリットはあるのでしょうか。
治療法により異なりますが、代表的なデメリットは次の3つです。
- 歯科矯正の場合は時間がかかる
- 美容整形の場合は副作用の心配がある
- 美容整形は持続性の問題がある
歯科矯正の場合は時間がかかる
歯科矯正によってEラインを整えようとする場合には、数年単位で時間を要するのが一般的です。
矯正する範囲が広いほど時間も必要になります。
また矯正の後に後戻りを伏せぐためのリテーナーを装着する期間も必要です。
虫歯や歯周病にも注意が必要で、定期的に歯科医院への通院が必要となります。
自分の歯を動かすので時間がかかるのは仕方がないでしょう。
しかしヒアルロン酸注入が10分で終わるのと比較すると、時間がかかるのが煩わしく感じる方もいるかもしれません。
美容整形の場合は副作用の心配がある
歯列矯正よりも施術時間の短い美容整形ですが、副作用の心配があります。
ヒアルロン酸注入の場合に考えられる副作用は次の通りです。
- 内出血
- 腫れる・むくむ
- 違和感や痛みがでる
- 血管閉塞
- 肌の色味に変化がでる
- 感染症にかかる
- アレルギー反応がでる
多くの場合は時間の経過とともに改善される副作用です。
しかし血管閉塞といって、ヒアルロン酸を血管に誤って注入してしまうと血管が塞がれて皮膚が壊死してしまう危険もあります。
施術を受けるなら、副作用の危険も正しく理解した上で臨みましょう。
美容整形は持続性の問題がある
ヒアルロン酸注入や鼻に糸を入れる治療方法は、持続期間が短い場合もあります。
持続性について納得して施術を受けているのであれば問題ありません。
ただせっかく治療をするのでしたら、長く持続する方法を選びたいものです。
よく考えて治療法を決定しましょう。
Eラインを歯科矯正でつくるメリット
歯科矯正によって、美しいEラインを作るメリットは以下の通りです。
- 歯科矯正の効果は長く続く
- 歯の健康が保たれる
- 咀嚼能率が向上する
- 口腔衛生環境が向上する
歯科矯正の効果は長く続く
歯科矯正をすると、効果は長く持続します。
ただ後戻りをしてしまう場合もあるのが歯列矯正です。
そこで正しく矯正をし、その後の生活も後戻りを防ぐように注意しなくてはいけません。
注意したい生活習慣はこちらです。
- 猫背や頬杖などの悪い姿勢
- よく噛まないなどの食事習慣
- うつ伏せや歯ぎしりの睡眠習慣
これらの習慣は、知らず知らずのうちに歯並びを悪くしてしまいます。
歯科矯正は時間も費用もかかりますので、効果を長く持続できるように生活習慣も見直していきましょう。
歯の健康が保たれる
歯科矯正をすると、Eラインを整えるという以前に、歯並びの改善となります。
歯並びがよくなると、歯磨きなど日頃のケアがしやすくなり、健康な口腔内を保ちやすいので虫歯や歯周病にかかりにくくなるでしょう。
多くの歯を残せるので健康寿命も延びると考えられます。
自信をもって思いっきり笑って生活できるようになるでしょう。
咀嚼能率が向上する
歯並びがよくなると咀嚼能率が上がり、食べ物の吸収や消化が促進されます。
成長期の子供であれば集中力が増し、学力向上も期待できるでしょう。
大人も健全な咀嚼は、脳神経の血流を促進し、老化防止にも一役買ってくれます。
正しい咀嚼ができる環境を整えると、心身の健康や脳の活性化やリラックス効果、運動機能の向上へのアプローチになります。
口腔衛生環境が向上する
咀嚼能率が上がると唾液腺が刺激されて、唾液の分泌も活発になります。
唾液は殺菌作用もありますので、口臭の減少につながるなど良い影響があるでしょう。
美しい横顔の条件とは
Eラインだけでない、美しい横顔を作るための条件をご紹介します。
- Eライン
- 鼻唇角
- 上唇の傾斜度
- Z-angle
- 顔の黄金比
鼻唇角とは、「鼻の先から鼻の根元までのライン」と「鼻の付け根から上唇までのライン」の角度を表します。
日本人の理想は90度~100度といわれていて、この角度に近いと美しい横顔になると考えられているのです。
上唇の傾斜度とは「鼻の付け根と上唇を結んだ線」で、日本人の平均値は男性で17.1度±10.4度、日本人女性は17.9度±5.4度となっています。
Z-angleとは「FH平面と顎の先端」と「下唇を結んだ線」でできる角度で、75度が基本です。
このようにEライン以外にも横顔の美しさを表す方法は、いくつかあります。
あまり世間の定義に惑わされすぎず、ご自身の考える美しさを追求しましょう。
Eラインで美しい横顔を
美しい横顔を作ってくれるEラインを整えるには、いくつか方法があります。
美容外科での処置をするのか、歯科矯正での処置をするのかが大きな2つの選択肢です。
治療方法を検討するには、現在のお口の状況や理想の形、処置後の状況も考えます。
歯科矯正をすると、矯正後も長く美しい状態を維持することが可能です。
口腔内の環境が整うので虫歯や歯周病のリスクも軽減させられます。
歯科矯正を検討されている場合には、表参道AK歯科・矯正歯科にご相談ください。