- 痛みはいつまで?裏側矯正が痛いと感じるときの対処法5選と原因を解説します
- 裏側矯正中は痛みを感じることがあり、強い痛みに不安を覚えることもあるでしょう。眠れないほどの痛みが出たり、うまく食事が取れなかったりとストレスを感じる方も少なくありません。 歯並びや噛み合わせを改善するための治療とはいえ、できれば痛みを感じずに治療を受けたいと考えている方がほとんどでしょう。 そこで今回は、裏側矯正の痛みについて解説します。痛みが出ている際の対処法や、原因もあわせて解説するので、矯正治療の痛みでお困りの方はぜひ参考にしてください。 裏側矯正が痛いと感じるときの対処法5選 裏側矯正中に痛みを感じると、治療に対して不安を覚えたり、私生活に影響が出たりと不便を感じることがあります。裏側矯正で痛みを感じるときは、我慢せずに次に紹介するような方法で対策を取りましょう。 炎症を冷やす 矯正用ワックスを使用する 鎮痛剤を服用する 食事に注意する 矯正歯科でワイヤーを調整してもらう では、それぞれの方法を詳しく解説します。ただし、痛みに不安を覚える場合や、我慢できないような痛みが続く場合は歯科医院へ連絡して確認してもらいましょう。 ①炎症を冷やす 歯を積極的に動かしている期間に感じる痛みには、患部を冷やすことも有効です。保冷剤や氷を薄い布で包み、患部に当てて冷やしましょう。寝る前やお風呂上がりなど、身体が温まると痛みがでやすくなるため、冷やすとで痛みが和らぐでしょう。 ただし、頻繁に冷やしてしまうと血流が弱くなり、周辺組織の炎症を利用して歯を動かす矯正治療の効果が弱まることが考えられます。痛みを事前に回避するために、長時間冷やし続けるなどの行為は避けましょう。 ②矯正用ワックスを使用する ワイヤー矯正の装置が舌に当たって痛い場合は、矯正用ワックスで装置を覆って対策しましょう。ワイヤーが頬に刺さっているときに痛みは様子を見ていても軽快することが少なく、そのまま放置していると出血する恐れがあります。 矯正用ワックスは適量を丸めて、痛みが出ている箇所の装置を覆うようにして使用します。矯正用ワックスは、矯正治療開始時に歯科医院でもらえることが多いため、なくさないよう保管しておきましょう。 ③鎮痛剤を服用する どうしても耐えられないほどの痛みや、不安を覚えるような痛みが続くときは、鎮痛剤を服用して様子を見ましょう。矯正器具によって歯に圧力がかかると、歯の周りの骨が吸収と再生を繰り返すため炎症が起き、矯正治療はこの炎症を利用して歯を動かします。 しかし、痛み止めを頻繁に服用すると歯周組織の炎症を抑えるため歯の動きが鈍る恐れがあります。鎮痛剤を服用するときは、医院で処方されたものだけにするか、歯科医師に相談してから服用するようにしましょう。 ④食事に注意する ワイヤー調整後は痛みが出やすいため、硬い食べ物を避けるようにしましょう。無理せず少ない力で噛み切れる蒸しパンや豆腐、おかゆ、うどんなどの柔らかい物がおすすめです。歯ごたえのある物や硬い物を食べると痛みが増すこともあるので、注意が必要です。 ただし、痛みを避けるために装置が付いていない部位だけで食事を取ったり、柔らかい物だけを食べたりすると、顎の筋肉バランスが崩れる恐れがあります。矯正治療に悪影響となるケースもあるため、様子を見ながら適度に歯ごたえのある物も食べるようにしましょう。 ⑤矯正歯科でワイヤーを調節してもらう 裏側矯正中は装置が舌や粘膜に触れる時間が長いため、ワイヤー処理が甘いと尖って舌や粘膜に刺さり痛みを覚えやすくなります。ワイヤーが粘膜にあたり感じる痛みは様子を見ても軽快しないことが多いため、自己判断せずワイヤーの調整など適切な処理を受けましょう。 また、調整で歯科医院を訪れたときは、その場で舌や頬を動かしてワイヤーが当たっていないか入念に確認することも大切です。歯列矯正に関して心配なことや疑問に感じることがあれば、小さなことでも医師に相談するようにしましょう。 裏側矯正の痛みはいつまで? 裏側矯正でもっとも痛みを感じやすいのは、はじめて矯正装置を付けた日から1週間ほどです。痛みには個人差がありますが、歯と歯が少し触れるだけで痛みを感じる方もいます。その後は徐々に痛みが和らぎ、食事が取りやすくなるでしょう。 また、個人差がありますが、ワイヤー調整後も数日間痛みを覚えることがあります。矯正装置を付けた初日ほどの痛みは感じないことが多いものの、うまく食事が取れなくなることがあるでしょう。どうしても痛みを避けたい予定などがある場合は、事前に歯科医師へ伝えておくと安心です。 裏側矯正が痛いと感じる原因 裏側矯正で痛みを感じる原因には種類があり、原因ごとに対処法が異なります。裏側矯正中に痛みを覚える原因は、主に次のような3つが挙げられます。 歯茎に炎症がある 矯正器具が当たっている 虫歯がある では、それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。痛みに不安を覚える場合は原因を自分で判断せずに、歯科医院へ相談するようにしましょう。 歯茎に炎症がある 裏側矯正で痛みを感じる場合、歯茎に炎症が起きているかもしれません。裏側矯正は歯の裏側に装置が付くため、汚れが付いているか確認しづらいデメリットがあります。汚れがたまり続けると炎症が起こりやすくなり、歯肉炎になるリスクが高まります。 歯茎の炎症を避けるためには、これまでよりも丁寧な歯磨きを心がけましょう。自分で確認できない部位は、歯科医院で定期的にクリーニングを受けると清潔な状態を保てます。 矯正器具が当たっている 矯正器具が舌や粘膜に当たっていると、痛みを感じやすくなります。とくに、裏側矯正をはじめたばかりの頃は、器具に慣れず舌に引っ掛かり傷ができてしまうこともあるでしょう。矯正器具に慣れはじめると痛みが和らぐため、様子を見るようにしましょう。 ただし、ワイヤー処理が甘いことによる痛みは、様子を見ても軽快しないことがあります。歯科医院での調整後に粘膜や舌に当たるような感覚がある場合は、遠慮せずに伝えるようにしましょう。 虫歯がある 矯正治療中は装置によって汚れがたまりやすく、どうしても虫歯リスクが高くなります。そのため、矯正治療による痛みではなく、虫歯が進行して痛みが出ていることも考えられるでしょう。 矯正中はこれまでよりもしっかり歯磨きするように心がけ、口内を清潔な状態に保つことが重要です。また、歯科医院で定期的にクリーニングを受け、矯正中の正しいブラッシング方法を身に付けておくと、虫歯の進行を防げます。 まとめ 裏側矯正中の痛みについて解説しました。矯正治療は、硬い顎の骨のなかにある歯を動かすため、完全に無痛で治療を終えることは難しいでしょう。 しかし、痛みを和らげる方法や対策はたくさんあるため、過剰に心配する必要はありません。矯正治療に関する不安やお悩みは、かかりつけ医に気軽に相談するようにしましょう。 表参道AK歯科・矯正歯科では歯並びや噛み合わせだけでなく、口元・筋肉・顔貌のバランスを総合的に診査し、一人ひとりに合う治療を提案しています。治療内容や治療期間・費用・痛みなど、矯正治療に関するさまざまな不安を感じている患者さまへの配慮を徹底し、安心して通院いただける医院を目指しております。単なる歯科治療ではない「美」を追求したい方は、表参道AK歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
執筆者情報:小室 敦
- 裏側矯正の値段相場|費用を抑える方法や裏側矯正のメリットを解説します
- 裏側矯正は文字どおり「歯の裏側」に装置を付ける矯正方法です。装置が目立ちにくいなどのメリットがある矯正方法ですが、費用がネックとなり治療を先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、裏側矯正の費用相場や、費用を抑える方法を解説します。裏側矯正のメリットについてもあわせて解説するので、矯正方法でお悩みの方はぜひ参考にしてください。 そもそも裏側矯正とは? 裏側矯正は、矯正装置を歯の裏側に装着して歯を動かす矯正方法です。歯科では、舌側という意味の「リンガル矯正」とも呼ばれ、他の人に気づかれにくい矯正治療ができます。 治療期間は一般的な表側矯正と変わらず、症例によってはより早く終わることもあります。近ごろでは装置自体が小さくなり、装着後の違和感や話しづらさも大きく軽減されました。 表側矯正との違い 歯の表側(唇側)に矯正装置を取り付けて歯を動かしていく、もっともポピュラーな矯正方法です。 「歯列矯正」と聞くと、表側矯正を最初にイメージする方が多いのではないでしょうか。表側矯正は歴史が古くこれまでにたくさんの研究がされてきたため、ほとんどの症例に対応できます。 ただし、装置を歯の表側に取り付けるため、裏側矯正のような「見えない矯正」はできません。目立ちにくくするためには、透明のブラケットやホワイトワイヤーを選択するとよいでしょう。 マウスピース矯正との違い マウスピース矯正は、透明度の高いマウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着して、歯を動かしていく矯正方法です。一人ひとりの歯並びにあわせて作製された形の異なるマウスピースを装着し、治療の段階に沿って新しいマウスピースに交換しながら歯を動かします。 マウスピースはいつでも取り外せるため、これまでと同じような生活が送れることが大きな特徴です。また、マウスピース自体が透明で目立ちにくく、矯正中の口元が気になる方でも安心です。 裏側矯正の値段相場 裏側矯正の値段相場は、80~150万円ほどです。ただし、費用は地域や症例によって異なりますが、多くの医院で表側矯正よりも高めに設定されています。装置をオーダーメイドで作製する必要があることや、歯科医師の高い技術が求められることなどが費用に反映されているためです。 表側矯正の値段相場 表側矯正の費用相場は、50~100万円です。矯正費用のなかには、カウンセリング、検査・診断料、装置代、調整料、保定装置代、経過観察料などが含まれています。 ただし、医院によって通院のたびに調整料や診察料が必要なケースもあります。その場合は、治療が長引くと費用の負担が大きくなりますが、トータルフィーでは治療が長引いても費用が変わりません。 また、表側矯正の場合でも、目立ちにくいクリアブラケットやホワイトワイヤーなどを選択すると、追加費用が発生して裏側矯正よりも高額になるケースがあります。矯正治療をはじめる前に、費用の内訳をしっかり確認しておきましょう。 マウスピース矯正の値段相場 マウスピース矯正の費用相場は、30~90万円ほどです。表側矯正と同様に、一般的にカウンセリング、検査・診断料、装置代、調整料、保定装置代、経過観察料などが含まれていますが、医院によっては調整料や診察料が発生することもあります。 また、マウスピース矯正では紛失や予定と異なる歯の動きをした場合のマウスピース再製費がかかることがあります。医院によってプランが異なるケースもあるため、治療を開始する前に必ず確認しておきましょう。 裏側矯正にかかる治療費用を抑える方法 裏側矯正は歯の裏側に装置が付くため見えにくく、仕事などで目立つ装置を付けられない方でも安心して治療を受けられます。しかし、どの医院でも他の矯正装置よりも高額に設定されており、少しでも費用を抑えて治療を受けたいと考えている方も多いでしょう。 ここでは、裏側矯正の費用を抑えられる方法を紹介します。劇的に安く抑えることは難しいですが、誰でも試せる方法のためぜひ参考にしてください。 ①歯科医師の指示を守り治療をスムーズに進める 歯科医師の指示をよく守りスムーズに治療を進めることで、余計な費用が発生せず総額を抑えられることがあります。 直接費用には関係ないように思えますが、治療が長引くとその分の費用が積み重なって予定よりも高額になるケースが少なくありません。矯正中の注意事項や指示された内容は、小さなことでも守って過ごすことが大切です。 ②保険が適用できるか確認する 一般的に矯正治療は保険適用できない自由診療ですが、国が指定した症例に当てはまる場合は健康保険が適用されます。先天的な咬合機能異常や外科手術が必要な矯正治療は健康保険が適用されるため、費用を抑えられることがあるでしょう。 ただし、保険適用の矯正治療が受けられるのは、国が指定した医療機関で治療を受ける場合に限ります。詳しい内容は、厚生労働省のホームページや歯科医院で確認しましょう。 ③歯科矯正のモニターに応募する 矯正治療を受ける医院で、モニターになって割引を受ける方法があります。モニターになると院内の勉強会や学会の症例発表などで写真や治療の詳しい内容が露出する可能性がありますが、個人を特定できないよう配慮されているケースがほとんどです。 ただし、どの医院でもモニターを募集しているわけではないこと、モニターを受けられるかどうかは歯科医師の判断によることを覚えておきましょう。 値段が高くなりがちな裏側矯正を選ぶメリット 費用がネックになる方が多い裏側矯正ですが、他の矯正装置にはないさまざまなメリットがあります。具体的なメリットを把握した上で、治療方法を検討したい方が多いでしょう。 裏側矯正を選ぶメリットは、次のようなものがあります。 矯正装置が他人から見えにくい 矯正中でも虫歯になりにくい 舌の癖を矯正できる では、それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①矯正器具が他人から見えにくい 裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付けるため、口元を覗き込まれない限り見えることはほとんどありません。下の歯はあくびなど大きな口を開けると見えることがありますが、手で覆うなどすれば目立つことはないでしょう。 そのため、表側矯正のような目立つ装置では見た目が気になって治療を躊躇していた方でも、安心して治療を受けられるでしょう。 ②矯正中でも虫歯になりにくい 矯正中は装置と歯のすき間に汚れがたまりやすく、虫歯リスクが高くなりがちです。歯の裏側は常にだ液が循環しているため、食べかすを洗い流しだ液の自浄作用効果を受けやすく、矯正中でも虫歯になりにくいメリットがあります。 ③舌の癖を矯正できる 裏側矯正は舌で歯を押しだすなどの「舌癖」を改善できることがあります。装置は歯の裏側に付いているため、舌が当たることに違和感を覚えて舌を押し付ける癖を抑制する効果が期待できます。 舌癖が残っていると矯正完了後に再び歯並びが乱れる恐れがあるため、装置を外した後の後戻りリスクを減らすことにもつながります。 まとめ 矯正治療は数回の通院で修了するものではないため、どの装置にするか迷ってしまうかもしれません。裏側矯正は多くの症例に対応し、「他の人に気づかれにくい」というメリットが大きいのではないでしょうか。費用や治療期間など気になることがあれば、一度歯科医院へ相談してみましょう。 表参道AK歯科・矯正歯科では歯並びや噛み合わせだけでなく、口元・筋肉・顔貌のバランスを総合的に診査し、一人ひとりに合う治療を提案しています。 治療内容や治療期間、費用、痛みなどさまざまな不安を感じている患者さまへの配慮を徹底し、安心して通院いただける医院を目指しております。単なる治療ではない「美」を追求したい方は、表参道AK歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
- 目立たない矯正って何があるの?費用は高い?メリットやデメリットも解説します
- 矯正治療で歯並びを綺麗に整えて、見た目を美しくしたり歯の健康を守ったりしたいと考えている方も多いでしょう。しかしなかには、装置によって見た目が悪くなることを恐れて治療を諦めている方もいるはずです。 見た目が気になる方におすすめしたいのが、目立たない矯正です。歯列矯正のなかには、装置を目立たせずに行える治療法も存在します。当記事では、目立たない矯正の種類やかかる費用などについて解説します。矯正装置が目立つリスクを抑えて治療を行いたい方は、ぜひお読みください。 目立たない矯正を求めている人も多い 治療を検討している方のなかには、目立たない矯正を求めている人が少なくありません。例としては、職業の関係で見た目に影響の出る治療は行えないという人が挙げられるでしょう。モデルや芸能人、接客業などの見た目が重要となる仕事をしている場合、歯が目立ちやすい装置に覆われるのは致命的です。 また、成人式や結婚式のような人生における重要なイベントを控えている人も例として挙げられます。晴れ舞台に立つ上で、歯が装置に隠されていては台無しになってしまいます。イベントのなかには撮影を行うものも多いため、目立つ装置をつけた状態で一生残る写真に写るわけにはいきません。 そのほかイベントや仕事に関係がなくても、見た目を気にされる方は多いでしょう。日常生活のなかで、職場の同僚や学校のクラスメイトに気づかれたくないという需要は多くあります。 こうした事情で治療を諦めている方は、ぜひ目立たない矯正を検討してみてください。以下からは、矯正していると気づかれにくい具体的な治療方法について解説していきます。 目立たない矯正①:裏側矯正 裏側矯正とは、歯の裏側に装置を取り付けて治療を行う矯正の方法です。かかる費用は80~150万円程度、かかる期間は3年程度です。 歯列矯正と聞いて多くの方が考える治療では、歯の表側に装置を取り付けます。そのため、歯を見せるとすぐに矯正をしていると気づかれてしまいます。しかし裏側矯正では歯に隠れた場所に装置を取り付けるため、気づかれるリスクを大きく低減させられるのです。 裏側矯正のメリット 目立ちにくい以外のメリットとしては、舌癖が解消される可能性がある点が挙げられます。裏側矯正では装置を歯の裏側に取り付けることになるため「舌で前歯の裏側を押す」といった舌癖が解消されます。そうなれば、治療後に舌癖が原因で後戻りするのを防げるでしょう。 加えて、ホワイトニングやクリーニングを同時進行できる点もメリットです。歯の審美性を高める治療が同時に進められるので、効率的に歯を綺麗にしていけるでしょう。 裏側矯正のデメリット デメリットは、喋りにくくなることがある点です。歯の裏側に装置をつけることで、サ行やラ行のような歯の裏側に舌を当てて発音する言葉がやや話しにくくなることがあります。 また、費用が高い点にも注意が必要です。歯の裏側は複雑な形状となっているため、裏側矯正の装置は患者さんにあわせたオーダーメイドのものを作る必要があります。作製に手間がかかるので、費用はほかの治療より高い傾向にあります。 目立たない矯正②ホワイトワイヤー矯正 ワイヤー矯正は、ブラケットという装置にワイヤーを通し、ワイヤーの引っ張る力で歯を動かす治療のことです。そしてホワイトワイヤー矯正では、ワイヤー矯正で使用するワイヤーを歯と同じ白色にすることで目立ちにくくして治療を実施します。 同じく目立ちにくい見た目をした審美ブラケットと組み合わせれば、さらに気づかれにくくなるでしょう。かかる費用は87〜88万円程度、かかる期間は1.5~2.5年程度です。 ホワイトワイヤー矯正のメリット 目立ちにくい点以外のメリットとしては、対応症例が広い点が挙げられます。ホワイトワイヤー矯正は、すきっ歯や出っ歯などさまざまな症例の改善が期待できます。裏側矯正やマウスピース矯正では対応が難しいといわれたことのある方は、ぜひホワイトワイヤー矯正を試してみてください。 ホワイトワイヤー矯正のデメリット ホワイトワイヤー矯正のデメリットは、コーティングが剥がれることがある点です。長い間使っていると、歯磨きによってワイヤーのコーティングが徐々に剥がれてきます。 コーティングが剥がれると、その部分が目立って審美性が落ちてしまうリスクがあります。さらにコーティングが取れたことで装置とワイヤーの間に摩擦抵抗が発生し、歯が動きにくくなって治療がスムーズにいかなくなるケースもあるでしょう。 目立たない矯正③マウスピース矯正 マウスピース矯正とは、プラスチックでできたマウスピースを歯に取り付けて行う治療のことを指します。かかる費用は30~90万円程度、かかる期間は1〜2年程度です。 装着するマウスピースは透明であるため、ワイヤーなどでできている従来の装置よりも目立ちにくく、治療していると気づかれにくいのが強みです。 マウスピース矯正のメリット マウスピース矯正のメリットは、取り外しができる点です。表側矯正などの場合、装置を取り外せるのは歯科医師のみで、患者さん自身が取り外すのは不可能でした。しかしマウスピース矯正であれば、患者さんの手で自由に取り外せます。 食事中や歯磨きの際だけでなく、どうしても装置を外したいシーンで一時的に取り外すことも可能です。 マウスピース矯正のデメリット マウスピース矯正のデメリットは、自己管理が必要である点です。着脱できるからといって長い間外していると、治療期間が伸びたりうまく治療が行えなくなったりする可能性があります。 さらに外している間に落として割ったり、紛失したりすることがないよう細心の注意を払わねばなりません。着脱可能だからこそ、マウスピース自体や装着時間の管理はしっかりと行う必要があります。 目立たない矯正にかかる費用は高い? 目立ちにくい歯列矯正は、一般的にかかる費用が高くなりやすい傾向にあります。以下は、当記事で解説した矯正方法と、通常の目立ちやすいワイヤー矯正にかかる費用をまとめた表です。 裏側矯正 80~150万円程度 ホワイトワイヤー矯正 87〜88万円程度 マウスピース矯正 30~90万円程度 通常のワイヤー矯正 50~100万円程度 上記のとおり、マウスピース矯正はやや安価に治療が行えるケースもあります。安く行えるマウスピース矯正の例としては、自分で歯型を採るものが挙げられます。歯型の採取を患者さんに任せることで、採取にかかるコストがカットされているのです。 まとめ モデル・接客業をしている方や、見た目の印象を強く気にされる方の場合、歯列矯正の装置によって歯の審美性が落ちるのは致命的な問題です。歯の見た目を美しく保ったまま治療を行いたい方は、目立ちにくい矯正方法を選択するのがおすすめです。 裏側矯正やホワイトワイヤー矯正、マウスピース矯正を行えば、治療中も歯の審美性が低下しません。それぞれの特徴を比較しつつ、自分に合った治療方法を検討してみてください。 表参道AK歯科・矯正歯科では表側矯正や裏側矯正、マウスピース矯正といったさまざまな治療に対応しているため、幅広い治療の方法から患者さんに合ったものをご提案可能です。目立ちにくい矯正治療を行いたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 裏側矯正とは|費用相場は?表側矯正やマウスピース矯正との違いも解説します
- 裏側矯正は審美性の高い治療の方法であるため、実施してみたいと思っている方も多いでしょう。しかし治療を検討している方のなかには「デメリットはないのか」「費用はどのくらい高いのか」といった不安や疑問を抱えている方も少なくないはずです。 当記事では、裏側矯正の概要やメリット・デメリット、費用、期間などについて解説します。記事を読むことで裏側矯正について詳しく理解でき、より安心して実施できるようになるでしょう。裏側矯正の実施を検討している方は、ぜひお読みください。 裏側矯正とは 裏側矯正とは歯の裏側、つまり舌がある方に装置を取り付けて行う矯正のことです。装置が歯で隠れるため、口を開けても装置が目立ちにくく、周りに矯正している事実を知られにくいという特徴があります。 表側矯正との違い 表側矯正と裏側矯正の最大の違いは、装置を取り付ける場所にあります。表側矯正とは、歯の表側に装置を取り付けて行う矯正のことです。外から見える場所に装置を取り付けるため、表側矯正は装置が目立ってしまうというデメリットがあります。 歯を見せて笑うだけで周りに「矯正している」と気づかれるため、治療していることを周囲に隠したい方は裏側矯正のほうが向いているといえるでしょう。 マウスピース矯正との違い マウスピース矯正とは、マウスピースを歯に取り付けて行う矯正のことです。裏側矯正との大きな違いは、主に2つあります。 ひとつは、矯正装置の種類です。裏側矯正はワイヤーでできた装置を歯に取り付けますが、マウスピース矯正ではプラスチックなどでできたマウスピースを取り付けます。マウスピースは透明なため目立ちにくく、審美性に優れています。 2つ目の違いは、取り外せるか否かです。裏側矯正の装置は、基本的に自分では取り外せません。治療中は付けっぱなしになります。対してマウスピース矯正の場合、装置はいつでも患者さん自身の手で取り外せます。食事や歯磨きの際に装置を外せる点は、マウスピース矯正の大きな特徴のひとつです。 裏側矯正のメリット 裏側矯正は、多くの強みを持つ治療の方法です。具体的には、以下3つのメリットがあります。 装置が目立ちにくい 舌の癖が治ることがある クリーニングやホワイトニングが同時にできる 装置が目立ちにくい 先ほどのとおり、裏側矯正は歯の裏側で治療を行うため、装置が目立ちにくいという特徴があります。モデルの方など、見た目を気にされる職業に就いている方の場合、従来の矯正方法では「仕事に支障をきたすから」という理由で治療を諦めざるを得ない人も多くいました。 しかし裏側矯正であれば装置が見えにくいため、人前に出ることの多い人でも安心して治療が実施できます。 そのほか、結婚式などの思い出に残る大切なイベントを控えている人にもおすすめです。裏側矯正なら歯を見せても装置が目立たないので、自信を持ってイベントに出られるでしょう。見た目の美しさを保って治療したい人にとって、裏側矯正は大きな強みを持った治療の方法だといえます。 舌の癖が治ることがある 裏側矯正を実施することで、舌の癖を治せる可能性があります。舌の癖とは、歯の裏側を舌で押し出してしまうような癖のことです。たとえば上の歯の裏側を舌で押し出す癖が身に付いていると、前の歯が押し出されて出っ歯になりやすくなります。 矯正治療のあとも癖が治らなかった場合、舌癖が原因でせっかく治療した歯が元の歯並びに戻ってしまう結果にもつながりかねません。 裏側矯正では歯の裏側に装置が取り付けられるため「歯の裏を舌で押す」という行為が物理的にできなくなります。これによって舌癖が解消され、装置を外したあとに癖が原因で後戻りしてしまうリスクを減少させられるのです。 クリーニングやホワイトニングが同時にできる 裏側矯正では、治療を実施している間にクリーニングやホワイトニングを同時進行できます。ほかの矯正方法の場合、クリーニングやホワイトニングは装置を取り外してからでないと治療できないケースも多くありました。 対して裏側矯正の場合、装置が付いているのは歯の裏側であるため、矯正を続けながら歯の表側を綺麗にできるのです。矯正だけでなくクリーニング・ホワイトニングも行い、より歯の見た目を美しくしたいと考えている方は、効率的に進められる裏側矯正が向いているといえるでしょう。 裏側矯正のデメリット メリットの多い裏側矯正ですが、注意すべきデメリットも存在します。主なものとしては、以下の3つが挙げられるでしょう。 費用が高い 喋りづらくなる 舌が傷つきやすい それぞれについて、詳しく解説していきます。 費用が高い 裏側矯正は、治療にかかる費用が高額です。理由は、歯の裏側の形状が複雑であるためです。 歯の裏側は、表側に比べて激しい凹凸があり、複雑な形になっています。そのため「全員が同じような装置を使う」というわけにはいかず、患者さんそれぞれにあわせたオーダーメイドの装置を作る必要があります。 一人ひとりに違う装置を作るというのは手間がかかるため、どうしても装置の代金が高くなってしまうのです。具体的な金額については、のちほど解説します。 喋りづらくなる 裏側矯正では、歯の裏側に装置を取り付けて治療を行うことになります。そのため、サ行・タ行・ラ行といった舌を歯の裏側に当てて発する言葉が少しいいにくくなるケースがあります。 舌が傷つきやすい 裏側矯正は、表側矯正よりも舌に近い位置に装置を取り付けて行う治療です。そのため喋ったりご飯を食べたりする際に舌が装置に擦り、怪我をするリスクがあるでしょう。 裏側矯正にかかる費用と期間 先ほど「裏側矯正の装置は表側矯正よりも作るのが大変」という話をしました。装置を作るのに手間がかかることから、要する費用や時間も高め・長めになっています。 裏側矯正を実施する場合、思わぬお金や時間がかかって後悔することがないよう、かかる費用や期間についてもしっかりと把握しておくようにしましょう。費用と期間については、以下で解説します。 裏側矯正にかかる費用の相場 裏側矯正にかかる費用は、80~150万円程度です。ちなみに表側矯正の場合は50~100万円程度、マウスピース矯正は30~90万円程度が相場といえます。裏側矯正は、表側矯正・マウスピース矯正に比べて費用の高い治療方法だといえるでしょう。 裏側矯正にかかる期間 裏側矯正にかかる期間の目安は、3年程度です。ちなみに表側矯正の治療期間は2〜3年程度、マウスピース矯正は1〜2年程度が目安です。 裏側矯正は装置の作製に時間がかかりやすいだけでなく、治療そのものの難易度も高めです。そのため、表側矯正・マウスピース矯正よりも時間がかかりやすいのです。 まとめ 裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置をつけて行う治療のことです。裏側に装着するため装置が目立ちにくい点や、舌癖が治る可能性がある点など、多くのメリットを持っています。 対して費用が高かったり、喋りにくくなったりと、気をつけるべきデメリットも存在します。メリットとデメリットを比較し、裏側矯正が本当に自分に合った矯正方法であるかを今一度検討してみましょう。 表参道AK歯科・矯正歯科では、治療費や痛みなどの患者さんが抱えるさまざまな不安に寄り添い、安心して通っていただけるような歯科医院となることを目指しています。裏側矯正などの治療を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
- ワイヤー矯正中の正しい歯磨きの方法|歯磨きが痛い場合はどうする?
- ワイヤー矯正をしている人は、していない人に比べて歯が磨きにくい状態となっています。歯磨きが上手に行えないと、虫歯になってしまうリスクが増大するでしょう。 歯列矯正の間に虫歯になってしまった場合、一度矯正装置を外してから虫歯を治療し、治療が完了したらもう一度付けることになるケースもあります。そうなれば、本来計画していた矯正治療の期間より大きく長引いてしまうことにもつながりかねません。 スムーズかつ確実に治療を終えるためにも、正しい歯磨きの方法を学んで口内を衛生的に保つようにしましょう。 当記事では、歯磨きを行う際に注意したいブラッシングのポイントや、矯正中の歯磨きのコツ、歯磨きすると痛い場合の対処法などについて解説します。口のなかの清潔感をキープし、健康な歯で矯正を行いたい方は、ぜひお読みください。 そもそも歯磨きの正しい方法とは? あるポイントに注意することで、より効果的な歯磨きが行えるようになるでしょう。以下では歯の磨き方について、主に以下3つの観点に分けて解説していきます。 歯ブラシの持ち方 手を動かす力 手を動かす幅 歯ブラシの持ち方 歯ブラシを持つ際は、鉛筆を持つように握るのがおすすめです。鉛筆と同じ持ち方をすることで、先端を繊細に動かせるようになり、口内の細かな部分までしっかりと毛先を行き届かせられるようになるでしょう。さらに、鉛筆持ちにすると力が強く入りすぎるのも防げます。 なかには、手をグーの形に握り締めて歯ブラシを持っているという方もいるでしょう。しかしグーの形で持つと、歯を磨く力に際に力が入りやすくなってしまいます。 また、鉛筆と同じ形で持っているときよりも繊細にコントロールできなくなるため、磨き残しが出るリスクも高まります。次に歯を磨く際は、ぜひ鉛筆のような持ち方をしてみてください。 手を動かす力 歯ブラシを握る手は、弱い力で動かすのがコツです。汚れを落とそうという意識が強すぎると、つい力を入れて動かしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし力を入れすぎると、逆に綺麗に汚れが取れなくなってしまう可能性が高まります。 たとえばほうきでほこりを掃く際も、力強く地面を擦っていては綺麗に取れません。優しい力で軽く掃いている人がほとんどでしょう。歯磨きも同じように、緩い力で丁寧に磨くのがコツです。 手を動かす幅 手を動かす幅は、小刻みにすることを意識しましょう。歯にブラシを当てた際、ブラシは1〜2本程度の歯にぶつかるはずです。「今ブラシに当たっている数本の歯だけを入念に磨くように、細かく動かす」という流れをすべての歯で行うのがコツです。 歯列の凹凸ができている部分は磨きにくく汚れもたまりやすいため、1本単位でとりわけ細かく磨くようにしましょう。 ワイヤー矯正中の歯磨きの方法 ワイヤー矯正を行っている場合、歯に取り付けられた装置に注意しながら歯磨きを行わねばなりません。装置の間などに汚れが蓄積しないよう、一際入念に磨くようにしましょう。以下からは装置がついている人向けの歯磨きのコツを、装置の上側と下側に分けて紹介していきます。 矯正装置の上側の磨き方 普通の歯磨きのように磨いてしまうと、装置ばかりに歯ブラシの毛先が当たって、装置の奥にある歯は綺麗になりません。したがって、装置の上側にあたる歯と歯茎の間を重点的に磨く必要があります。 歯ブラシを垂直ではなく、斜めに傾けて当てると磨きやすいでしょう。磨く際には、1本の歯につき10〜20回程度磨いて隣に移るというのを繰り返すようにしてください。 矯正装置の下側の磨き方 装置の下側は、上側に比べて磨きやすい部分です。上側と同じように、歯ブラシを45度ほど傾けて動かしましょう。歯を半開きにした状態で、歯ブラシを軽く刺すように装置の下へ当てるのがコツです。 ワイヤー矯正中の歯磨きのポイント ワイヤー矯正中は、歯磨きを行うタイミングや方法にも注意する必要があります。以下4つのポイントを押さえることで、さらに虫歯などのリスクを下げられるでしょう。 奥歯は磨き残しが多いので注意 食べたらすぐ歯を磨く ワンタフトブラシも活用する 歯科医院でのメンテナンスも重要 それぞれの詳細については、以下で解説していきます。 奥歯は磨き残しが多いので注意 奥歯は矯正をしていなくても磨き残しやすいポイントであるため、矯正中はより一層注意して磨かねばなりません。奥歯を磨く際は、しっかりと届いているか鏡を見ながら磨くのがおすすめです。洗面台の鏡だと口のなかがうまく映せない可能性もあるため、手鏡を使うのがよいでしょう。 食べたらすぐ歯を磨く 歯は朝起きたあとや夜の寝る前にしか磨かない、という方も多いでしょう。しかしより確実に虫歯を予防したいのであれば、食べたあとすぐに歯を磨くのが理想です。とくに治療を行っている間は、装置の周辺に食べ物のカスが蓄積しやすくなっています。 食べ物のカスが残った状態で長い間放置していると、プラークのなかにいる細菌が食べカスを餌に増殖しやすくなります。食べたらすぐ歯を磨く習慣を付けることで、口のなかに汚れが残りにくくなり、常に清潔感のある口内に保たれるでしょう。 ワンタフトブラシも活用する 歯磨きの際、通常の歯ブラシだけでなくワンタフトブラシもあわせて使用するのがおすすめです。ワンタフトブラシとは、毛束が小さくひとつにまとまった歯ブラシのことです。ヘッドが小さいため、ワイヤーの下の細かな部分や奥歯といった、普通の歯ブラシが届きにくい部分であってもしっかりと磨きやすくなるでしょう。 ワンタフトブラシは、矯正を行っていない人にもおすすめのアイテムです。しかし矯正をしている人は、装置が遮ってブラシが届かなくなっている場所が多いため、より一層重宝するでしょう。 歯科医院でのメンテナンスも重要 矯正治療を行っている間は、1ヶ月に1回程度のペースで歯科医院に通うことになります。通院時には、装置のメンテナンスを行ったり、歯が虫歯になっていないかの確認を行ったりします。 加えて、装置を付けた状態での歯磨きの指導をしてもらえたり、患者さんが抱えている不安を歯科医師に相談できたりするケースもあるでしょう。 歯科医院への定期通院は、矯正治療を安全に終わらせるために重要な役割を持っています。しっかりとメンテナンスなどを受け、指導やアドバイスを受けたら自宅でのお手入れに生かすようにしましょう。 矯正中の歯磨きが痛い場合は? 矯正中、歯磨きをした際に痛みを感じるケースがあります。力を入れないようそっと磨くことを意識すれば、痛みをいくらか抑えられるでしょう。また、食べ物のカスが歯同士の間に詰まった際は、歯間ブラシを利用すると歯を痛めずに取り除きやすくなります。 なお、矯正中の歯磨きが痛いのは一時的なものであるケースがほとんどです。多くの場合、調整を終えてから2〜3日ほど経てば、痛みをほぼ感じなくなります。 マウスピースの矯正装置は外して歯磨きする 行っているのがワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正の場合は、装置を取り外して歯を磨けます。外す際にマウスピースを落として破損したり、紛失したりすることがないようご注意ください。 また、装着時間が短いと治療期間が長引くことにもつながります。歯磨きを終えたあとは、できる限りすぐに矯正装置を付け直すようにしましょう。 まとめ 歯を磨く際は、歯ブラシを鉛筆のように握り、弱い力で小刻みに磨くようにしましょう。奥歯や装置の下部分などは毛先が届きにくいため、ワンタフトブラシを利用するのもおすすめです。 表参道AK歯科・矯正歯科では、歯並びや噛み合わせ、口元、筋肉などのバランスをチェックした上で、患者さんそれぞれに合った治療を提案しています。歯に関する悩みや疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にご来院ください。
- ワイヤー矯正が痛くて死にそうな場合の対処法|痛みはいつまで続く?
- ワイヤー矯正をしている方のなかには、耐え難い痛みを感じて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。適切な対処を行うことで、矯正による痛みを抑えられる可能性があります。 当記事では、ワイヤー矯正の痛みを抑える効果が期待できる対処法や痛みの種類、痛みが続く期間などについて解説します。ワイヤー矯正が痛くて困っている方はぜひお読みください。 ワイヤー矯正が痛くて死にそうな場合の対処法 ワイヤー矯正が痛くて死にそうだと感じている場合は、以下の対処法を試してみてください。 患部を冷やして炎症を抑える 矯正用のワックスを使う 痛みが激しい場合は鎮痛剤を飲む 硬い食材は避けて食事をする 歯科医師に相談する ①患部を冷やして炎症を抑える 痛みが生じている部分を冷やすことで炎症が抑えられ、痛みが引く可能性があります。当対処法が効果的に働きやすいのは、歯が動くことによる痛みを感じている場合です。 患部を冷やす際は、頬を冷たいもので冷やすよりも、直接口のなかを冷やしたほうが効果的に働きやすくなります。具体的には、氷を口に含むのがおすすめです。痛みが生じている場所に氷を当て、炎症を抑えましょう。 氷は硬いため、噛むと装置が外れたり痛みを生じさせたりする可能性があります。氷がなくなれば温度が再び上昇してしまうことにもつながるので、時間をかけてゆっくりと溶かすようにしてください。 ②矯正用のワックスを使う ワックスとは、装置が口のなかを傷つけて痛みを生じさせているときに塗る保護材のことです。ワイヤー装置が口のなかに当たって痛いと感じている場合は、ワックスを使用することで痛みを軽減できる可能性があります。 ワックスは歯列矯正を開始した際に歯科医師からもらえるケースがほとんどです。もしももらえなかったりワックスがなくなったりした場合は、歯科医院で購入可能です。 ワックスを使用する際は、まず手や歯を清潔にしましょう。指に米粒よりやや大きいサイズのワックスを乗せ、丸くします。そして歯をガーゼやティッシュで拭って唾液を取り除き、ワックスが張りつきやすい状態にします。その後、装置の痛いと感じている付近にワックスを押し付ければ完了です。 ③痛みが激しい場合は鎮痛剤を飲む 痛みが激しい場合、鎮痛剤を飲むことも効果的に働く可能性があります。ただし鎮痛剤を使用する際は、歯科医師に相談することを強くおすすめします。鎮痛剤を何度も飲むと、抗炎症成分が働き、歯の動きが阻害されるケースがあるためです。 ④硬い食材は避けて食事をする 食べ物を噛むことで痛みが生じる場合は、硬い食べ物を避けるようにしましょう。避けるべき主な食べ物の例としては、以下のようなものが挙げられます。 せんべい 硬い果物(りんごなど) するめいか フランスパン きゅうりなどの硬い野菜 ステーキ 対して以下のような食べ物は、柔らかく歯に負担を与えにくいのでおすすめです。 おかゆ 豆腐料理 柔らかいうどん 卵料理 柔らかいパン 柔らかいひき肉系の料理 柔らかい果物(バナナなど) ⑤歯科医師に相談する 上記の対処法を試しても痛みが治まらない場合は、歯科医院に相談してみましょう。相談することで、適切な対処法を考案してもらえる可能性があります。 歯科医院でしか行えない対処法の例としては、ワイヤー調整があります。ワイヤーの締め具合を緩めてもらえば、歯が動く際の痛みが弱まることが期待できるでしょう。 ただしワイヤーが緩くなれば、その分歯の動くスピードは遅くなる可能性があります。スピードが遅くなったことで、当初の予定より治療に長い時間がかかってしまうケースもあるでしょう。ワイヤーを緩くする際は、治療期間が長引くというリスクも考えつつ、歯科医師とよく話し合って決定する必要があります。 ワイヤー矯正の痛みの種類 ワイヤー矯正をしているときに感じることの多い痛みには、複数の種類があります。主なものとしては、以下のようなものが挙げられます。 歯が動いている痛み ワイヤー装置が当たっている痛み 食べ物を噛むことによる痛み 抜歯による痛み 虫歯や歯周病による痛み 痛みの種類を見極めることで、どのような対処法を取るべきかがわかり、より適切に対処しやすくなるでしょう。それぞれの詳細については、以下で解説していきます。 歯が動いている痛み ワイヤー矯正では、歯に力を加えて動かし、歯並びを整えていきます。歯が移動する際、骨を吸収しながら動いていくため、痛みを感じることがあるでしょう。 歯が動くことによる痛みは、ワイヤーがきつければきついほどに感じやすくなる傾向にあります。ちなみに歯を動かすことで生じる痛みは、ワイヤー矯正だけでなくほかの治療方法でも感じるケースがほとんどです。 ワイヤー装置が当たっている痛み ワイヤー矯正ではワイヤーでできた装置を歯に取り付けるため、ワイヤーが口のなかに当たって粘膜が傷つき痛みを生じさせるケースがあります。 力仕事をするシーンが多い方やスポーツをする習慣のある方は、ワイヤー装置が当たることによる痛みを感じやすいため注意が必要です。体に力を入れることで装置に力が加わって、装置がずれることが多いためです。ワイヤーが強く当たって粘膜が傷つくと、口内炎が生じさせることもあります。 食べ物を噛むことによる痛み ワイヤー矯正を行っている歯は力が加わっているため、痛みを感じやすい状態となっています。力のかかっている歯で食べ物を噛めば、さらなる力が加わり、痛みが生じやすくなります。 食べ物を噛むことによる痛みを感じやすいのは、矯正治療を始めた直後やワイヤーの調整を実施した直後です。矯正を始めた日や調整した日から時間が経つにつれて、痛みは引いてくるケースがほとんどです。 もしも痛みが長引く場合は、何らかの異常が起きている可能性もあるため、歯科医師に相談してみるのがよいでしょう。 抜歯による痛み 矯正治療を行う際「歯のアーチにスペースが足りない」といった状況にある場合は歯を抜くこともあります。こうした抜歯によって痛みを感じるケースもあるでしょう。 歯を抜く瞬間は麻酔をかけるため、痛みはほとんど感じません。歯を抜き終わって麻酔が切れてくると、次第に痛みが生じてくることがあります。 虫歯や歯周病による痛み ワイヤー矯正を実施している期間は、歯磨きの際も含め、常時歯に装置が取り付けられた状態となります。ワイヤー装置が付いている場合、装置がブラシの動きを阻害するため、通常時よりも歯が磨きにくくなります。そのためうまく歯磨きが行えず、手入れ不足になることがあるのです。 手入れ不足が続いて口のなかが不衛生な状態になると、虫歯や歯周病になるリスクが増加します。虫歯や歯周病になれば、口内に痛みを感じることになるでしょう。 ワイヤー矯正の痛みはいつまで続く? ワイヤー矯正による痛みは、矯正を開始してから1週間ほど続きます。3日目あたりで痛みが引いていき、1週間経つとほとんど痛みは感じなくなるでしょう。 定期的に行うワイヤー調整を実施した直後も、数日程度痛みが生じる場合があります。なおワイヤー調整による痛みは、繰り返し行っていくうちに弱くなっていくケースがほとんどです。 痛みを乗り越えた先に得られる美しい歯並び 痛みが強く感じられる初期段階は、「本当にこれを続けるべきか」と悩むことも多いでしょう。しかし、多くの患者さんが痛みを乗り越え、最終的に理想的な歯並びを手に入れています。ワイヤー矯正が完了し、美しい笑顔を手に入れた瞬間、その苦労が報われたと感じるはずです。 もちろん、痛みに耐えることが全てではありません。無理をせず、自分に合った方法で痛みを和らげる工夫が大切です。 ワイヤー矯正経験者の声 「矯正初期は本当に辛かったけれど、1週間もすれば慣れてきました。痛みが和らいだとき、少しずつ歯が動いている実感が持てて嬉しかったです。」 「痛みが強い日は無理せず柔らかいものを食べることで、体力を温存していました。頑張りすぎないことも大切ですね。」 まとめ 患部を冷やしたりワックスを使用したりすることで、ワイヤー矯正の痛みを抑えられる可能性があります。ワイヤー矯正の痛みは、1週間程度で引いてくるケースがほとんどです。もしも対処法が効かない場合や痛みが長く続く場合は、歯科医師に相談してみることをおすすめします。 表参道AK歯科・矯正歯科では患者さんが抱えるさまざまな不安への気遣いを大切にし、安心して通っていただける医院となることを目指しています。ワイヤー矯正による痛みに不安や悩みを感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
- ワイヤー矯正にかかる値段はいくら?内訳や装置ごとの費用相場を解説します
- ワイヤー矯正は、歯列矯正の代表的な手法のひとつです。「ワイヤー矯正を行いたいと思っているが、費用はどのくらいかかるのか」と疑問を抱えている方も多いでしょう。ワイヤー矯正にかかる費用は「表側矯正か裏側矯正か」「どのような装置を利用するか」といったことによっても異なります。 当記事では、ワイヤー矯正にかかる値段の相場や内訳、装置ごとの詳しい値段などについて解説します。 ワイヤー矯正にかかる値段の相場 ワイヤー矯正にかかる値段の相場は、50万~150万円程度です。歯の表側に装置をつける表側矯正の場合、50万~100万円程度で行えます。対して歯の裏側に装着する裏側矯正の場合、かかる費用は80万~150万円程度です。 では、ワイヤー矯正の費用のなかにはどういったお金が含まれているのでしょうか。かかる費用の内訳については、以下から詳しく解説していきます。 ワイヤー矯正にかかる値段の内訳 ワイヤー矯正にかかる費用のなかには、主に以下のようなものが含まれています。 【治療前】カウンセリング料 【治療前】診断・検査料 【治療中】矯正装置費用 【治療中】調整料 【治療後】保定装置費用 【治療後】保定観察料 それぞれの費用がどういったものなのかについては、以下で紹介していきます。 【治療前】カウンセリング料 カウンセリングにかかる費用は、0〜5,000円程度です。基本的には、1回のみかかる費用です。 カウンセリングでは「現在歯並びに対してどのような悩みを持っているか」「どういった歯並びに変えたいか」「予算はいくらぐらいか」といったことを伝え、話し合います。そのほか、歯科医師に「どういった治療の方法を取るか」「どのくらいの期間がかかるか」「費用はどの程度になるか」といったことも提示されます。 【治療前】診断・検査料 診断・検査にかかる費用は、あわせて2〜11万円程度です。当費用がかかるのは、基本的に1回限りです。また、診断・検査にかかる費用を無料としている場合もあります。診断・検査では、しっかりと矯正治療が行えるよう以下のようなことを実施しています。 レントゲンを撮影する 口のなかの写真を撮る 模型を作製するために歯型を取る 病院によっては、上記以外の検査を実施するケースもあります。検査項目が増えたり減ったりすれば、それに応じて費用も高くなったり安くなったりするでしょう。歯科医院によっては、先ほどのカウンセリングと診断・検査を同時進行するケースも存在します。 【治療中】矯正装置費用 矯正装置費用は、表側矯正の場合60~100万円程度、裏側矯正の場合は100~150万円程度です。矯正装置費用とは、治療を行うために装着する装置の値段のことです。支払いは原則1回限りといえます。 装置には、クリアブラケットやメタルブラケットなどのさまざまな種類が存在します。比較的値段の安い装置を使用すれば、費用を抑えられるでしょう。種類ごとの費用については、後半で詳しく解説します。 【治療中】調整料 調整料の相場は、1回あたり0〜1万円程度です。当費用は、通院の際に毎回発生することになります。歯科医院のなかには、調整料を無料としている場所も存在します。 調整料とは、治療中定期的に行う装置の調整にかかるお金のことです。治療を行っている間は、月に1回ほどのペースで歯科医院に通います。歯科医院では歯がしっかりと動いているかを確認したり、ワイヤーの調整を行ったりします。 そのほか、装置をつけた状態での正しい歯磨きの方法を教えてもらうこともあるでしょう。治療中は装置の周りにプラークや食べ物のかすが蓄積しやすくなり、病気になるリスクが上昇するためです。 【治療後】保定装置費用 保定装置にかかる費用は、0〜6万円程度です。当費用の支払いを行うのは、原則1回限りといえます。 保定装置とは、矯正を終えた歯が後戻りすることを防ぐための装置です。治療した歯はそのままにしておくと、元の歯並びに戻ろうとする動きが生じます。したがって保定装置をつけることで、きれいになった歯並びを維持する必要があるのです。 【治療後】保定観察料 上記で解説した保定装置を装着し始めてからは、装置をチェックするために歯科医院へ定期通院することになります。保定観察にかかる費用は、5,000円程度です。当費用は、通院を行うたびに発生します。歯科医院によっては、保定観察料が矯正費用のなかに含まれているケースもあります。 保定観察の期間中は、2年間ほど定期的に通院しなければなりません。はじめの頃は1ヶ月に1回程度のペースで通いますが、日が経つにつれて「2~3ヶ月に一度」「半年に一度」という形でペースが徐々に落ちていきます。 ワイヤー装置の種類によってかかる値段は異なる 矯正にかかる費用は、ワイヤー装置の種類によっても異なります。一般的に、目立ちにくい矯正であればあるほど高くなりやすい傾向にあります。主な装置の種類としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。 メタルブラケット クリアブラケット 裏側矯正 ハーフリンガル矯正 メタルブラケット メタルブラケットの費用は、70~150万円程度です。メタルブラケットとは、歯列矯正と聞いて多くの方が想像する金属でできた装置のことです。主に歯の表側に装着します。 メタルブラケットのメリットは、比較的費用が安い点です。メタルブラケットは素材が特殊でないため、ほかの装置よりも安価に製造できます。デメリットは審美性が低い点です。目立ちやすい治療方法となるため、見た目を気にされる方は注意が必要です。 クリアブラケット クリアブラケットの費用相場は、75~165万円程度です。クリアブラケットとは、歯の色に近い色をした装置のことです。 クリアブラケットのメリットとしては、審美性が高い点が挙げられるでしょう。目立ちにくいため、矯正をしていると気づかれるリスクを低下させられます。注意すべきなのは、費用がややかさむ点です。メタルブラケットに比べると、どうしても価格が高くなりやすい傾向にあります。 裏側矯正 裏側矯正にかかる費用は、80~150万円程度です。裏側矯正とは、歯の裏側に装置をつけて行う治療のことです。 裏側矯正のメリットとしては、取り付けている装置が周りから見えにくい点が挙げられます。対して注意すべきなのは、滑舌に悪影響をおよぼす可能性がある点です。舌に近い位置に装置を取り付けるため、最初のうちは発音がしにくくなる可能性があります。 ハーフリンガル矯正 ハーフリンガル矯正にかかる費用は、80~132万円程度です。ハーフリンガル矯正とは、上の顎は裏側矯正、下の顎は表側矯正を実施する治療方法のことです。 メリットは、裏側矯正よりも費用が安くなりやすい点です。注意すべきポイントとしては、裏側についた食べかすが取りにくい点が挙げられます。上の顎は裏側に装置がつくため、裏に食べかすがたまりやすくなります。裏側は目で見て磨けないので、歯磨きの際に食べかすを取り残すリスクが高まるでしょう。 まとめ ワイヤー矯正にかかる費用の相場は、50~150万円程度です。発生する費用のなかには、カウンセリング料や矯正装置費用など、さまざまなものが含まれています。 表参道AK歯科・矯正歯科では、患者さんの歯の形や噛み合わせ、口元や顔貌のバランスを見つつ、患者さんそれぞれに合った治療を提案しています。矯正を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
- アンカースクリューとは|メリットや注意点、治療中の痛みについても解説します
- 当記事では、アンカースクリューの概要や用いるメリット、注意点、かかる費用について解説します。アンカースクリューを使った治療を行いたいと思っている方は、ぜひお読みください。 アンカースクリューとは アンカースクリューとは、金属で作られた小さなネジのことです。直径が0.1〜0.2cm程度、長さが0.6〜1cmと非常に小さな物体であり、主に歯を移動させる治療において使用されます。骨にアンカースクリューを埋め込み、歯を引っ張る上での土台(固定源)として使います。 従来は対応しにくかった症例に対応できるなど、さまざまなメリットを持っている治療法です。なお、まれに脱落することがある点については注意しなければなりません。 アンカースクリューは痛みがある? 結論から述べると、アンカースクリューを用いた治療を行うにあたって大きな痛みを感じることはほとんどありません。 アンカースクリューは、顎の骨に埋め込みます。「骨に物体を埋め込む」と聞くと「痛そう」と感じる人もいるでしょう。しかし、人間の骨には痛覚がありません。したがって、埋め込む上で大きな痛みを生じさせることはほぼないのです。 ただし埋め込む瞬間は、歯茎に対して痛みが生じることがあります。しかし歯茎に対しては局所麻酔を実施するため、歯茎についても強い痛みを心配する必要はほぼありません。処置を行い、麻酔が切れたあとに痛みを感じることはあります。処置後の痛みは、多くの場合1週間程度で改善します。 どうしても痛みが引かない場合は、痛み止めを服用することで改善が期待できるでしょう。治療を行ったあとには、歯科医師から痛み止めがもらえるケースがほとんどであるためご安心ください。 歯列矯正でアンカースクリューを用いるメリット アンカースクリューを用いて歯列矯正を実施することで、以下のメリットを享受できます。 従来の治療より幅広い治療ができる 非抜歯でも治療が可能になる ヘッドギアを着ける必要が無くなる 動かしたい歯だけを動かせる それぞれの詳細については、以下で解説していきます。 ①従来の治療より幅広い治療ができる アンカースクリューを固定源に使用することで、従来の治療では動かすのが困難だった方向にも歯が動かせるようになりました。また、今までは実現が難しかった長い距離の移動も可能となっています。このような進歩が起きたことで、治療の幅が広がり、よりさまざまな症例に対応できるようになりました。 ②非抜歯でも治療が可能になる 従来の歯列矯正の場合、抜歯を行うことで歯列に空間を作り、飛び出した歯をその空間へ入れ込む形で歯並びを整えていました。 対してアンカースクリューの場合、抜歯せず歯列に空間を生み出せます。従来の治療では困難であった「奥歯を動かして歯列に空間を作り出す」という治療が可能となるためです。非抜歯でも治療が行えるため、抜歯したくない方でも安心して治療が行えるでしょう。 ③ヘッドギアを着ける必要が無くなる ヘッドギアとは、頭にかぶる矯正装置のことです。頭や首を固定源とし、ゴムの力で上の顎を後ろ向きに引っ張って、歯並びを後ろに下げるために使用します。 ヘッドギアは便利な装置であるものの「10時間以上着けないと効果が出にくい」というデメリットを持っています。さらに見た目が特徴的であることから、患者さんが長い間装着し続けることに抵抗を感じやすく、精神的な負担を与えやすいという弱みもありました。 しかしアンカースクリューを用いた治療であれば、スクリューがずっと歯を引っ張り続けてくれるため、患者さんが着け外しを行う必要はありません。ヘッドギアのように目立つ見た目でもないので、患者さんの精神的負担も軽減されるでしょう。 ④動かしたい歯だけを動かせる 従来の矯正方法では、周りの歯を固定源に用いて動かす歯を引っ張っていました。しかし歯を固定源に使うと、動かす必要のない歯にまで力が加わって動いてしまうというリスクがありました。 アンカースクリューを用いた治療の場合、固定源として使うのは歯ではなく、頑丈に固定されたスクリューです。したがって、ほかの歯に影響を与える心配はほとんどありません。 歯科矯正でアンカースクリューを用いる際の注意点 歯科矯正でアンカースクリューを用いる場合、以下のポイントについて知っておく必要があります。 外科手術が必要 炎症が起こる可能性がある 抜け落ちることがある ①外科手術が必要 アンカースクリューを用いて治療を実施する場合、基本的にはアンカースクリューを埋め込むための手術が必要となります。手術に慣れていない方の場合、手術に対する大きな不安を感じるかもしれません。 ただし先ほどのとおり、手術を実施する上では麻酔をかけます。さらに、アンカースクリューを埋める骨には痛覚がありません。したがって、痛みに関する心配はほとんどないといってよいでしょう。 麻酔を行う必要のある箇所は歯茎の表面だけであるため、量も少なくて済みます。さらに、処置自体にかかる時間は5〜10分程度と短めなので、長い手術に耐える必要はありません。 上記のように、アンカースクリューの埋め込みを行う手術はそう負担の大きなものではないため、安心して受けられるでしょう。 ②炎症が起こる可能性がある アンカースクリューを歯茎に埋入したことで、埋めた場所の周りに炎症が起き、腫れ上がってくるケースがあります。炎症が起こると、口内に痛みが生じたり、違和感を覚えたりすることにもつながるでしょう。 なお、アンカースクリューの埋入による炎症はしっかりとケアを行うことで防げるケースがほとんどです。歯ブラシやデンタルフロスなどを用いて、常に口内の清潔を保ちましょう。 もし炎症が起こってしまい、痛みや違和感に耐えられないと感じた場合は、歯科医師に相談しましょう。抗生物質を投与するなどの適切な処置を行ってもらえるため、大きな心配は要りません。 ③抜け落ちることがある アンカースクリューを骨に埋入した際、まれに抜け落ちてしまうことがあります。しかしアンカースクリューが脱落する確率は、1〜2割と非常に少ないのが事実です。逆にいえば、8〜9割の確率で脱落することなく成功するということになります。 実際に脱落してしまったとしても、少しだけ位置をずらし、再度埋入する形で治療をやり直せる場合がほとんどです。クリニックによっては、追加料金なしで行ってもらえるケースもあります。 アンカースクリューにかかる費用 アンカースクリューを用いた治療にかかる費用は、1本あたり5,000〜35,000円程度です。場所によっても値段は異なるため、まずはお近くのクリニックに相談してみてください。 まとめ 金属製のネジ「アンカースクリュー」を固定源として歯を移動させることで、従来は実施するのが難しかった治療も行えるようになりました。痛みやかかる時間を抑えて手術が実施できるため、手術に不安がある方でも行いやすい治療です。 治療を行ったあと、まれにアンカースクリューが抜け落ちることがあります。しかし抜け落ちる確率は低い上、再度治療を行うこともできるため、大きな心配はないといえるでしょう。 表参道AK歯科・矯正歯科では、患者さんの悩みや症例に適した治療方法を提案しています。歯に関するお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 口ゴボとは|考えられる原因や放置した場合のデメリット、治療法を解説します
- 当記事では、口ゴボの概要や原因、放置するデメリットや治療法などについて解説します。口ゴボについて詳しく知りたい方、口ゴボを改善したいと思っている方は、ぜひお読みください。 口ゴボとは? 口ゴボとは、周りから見たときに口元が突き出た状態となっていることを指します。一般的には、横顔を見た際に唇が鼻と同じくらい突き出ている、もしくは鼻よりも突き出ている状態が口ゴボと呼ばれます。 突き出た状態となっている口元は、顔の美しさに悪影響を与えかねません。そのため口ゴボになっている人のなかには、状態を改善したいと考えている方も多くいます。 口ゴボの原因は大きく2種類に分けられる 口ゴボの原因は、大きく分けて先天的な原因と後天的な原因の2種類があります。それぞれの具体的な概要については、以下で詳しく解説していきます。 先天的な原因 先天的な原因の具体例としては、主に「骨格に問題がある」「親の遺伝を受け継いだ」という2つが挙げられます。 多くの場合、口ゴボは歯並びの悪さが原因となっているため、後述する歯列矯正で改善できる可能性があります。しかし骨格に問題がある場合、歯並びを整えただけでは改善できないケースがほとんどです。 また、歯並びは親から子に遺伝する要素のひとつです。したがって親が口ゴボだと、その歯並びや骨格が子どもに受け継がれ、子どもも口ゴボになってしまうことがあります。原因が先天性のものであった場合、後天性のものよりも予防するのが困難となります。 後天的な原因 後天的な原因の代表例は、習癖です。習癖とは習慣となっている癖のことであり、具体的には以下のようなものが挙げられます。 指しゃぶり おしゃぶりの使用 口呼吸 舌癖 上記が普段から癖になっていたり、子どもの頃習慣的に行っていたりすると、口ゴボになりやすくなるため注意が必要です。 後天的な原因については、先天的なものとは違いあらかじめ防止できる可能性があります。現在上記の癖が身についてしまっている人や、我が子に上記の癖が見られる場合は、意識的に改善していくことを心がけましょう。 口ゴボを放置した場合のデメリット 口ゴボを放置した結果、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。 見た目のコンプレックスになる 虫歯や歯周病のリスクが高まる 顎に負担がかかる 見た目のコンプレックスになる 口ゴボになると、容姿の美しさに悪影響をおよぼす可能性が高まります。口ゴボの顔には、以下のような特徴が表れるためです。 鼻の下が長くなっているように見える 口の周辺が膨らんで見える 笑顔を見せた際に出っ歯が目立つ(出っ歯が原因の場合) 上記のような症状が表れた結果、容姿に自信がなくなって人とのコミュニケーションに消極的になる可能性があります。 また出っ歯が原因となっている場合、笑顔を見せることに抵抗を感じる人も少なくありません。笑う際に口元を隠したり、人前で笑顔を作ることを我慢したりする必要が出てくるため、会話にストレスを感じやすくなるでしょう。 虫歯や歯周病のリスクが高まる 見た目に悪い影響をおよぼしやすい口ゴボですが、なかには「容姿をあまり気にしないのであれば問題はないのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、口ゴボが悪影響をもたらすのは審美性の観点だけではありません。口ゴボを放置していると、虫歯・歯周病のリスクが上昇してしまう可能性があるのです。 口ゴボになっている人のほとんどは、上の前歯が突き出た出っ歯になっています。出っ歯だと前歯が常に唇を持ち上げる形となっているため、出っ歯でない人と比べてやや唇が閉じにくく、普段から口が開きっぱなしになりやすいという特徴があります。 口を開いている時間が長いと、口内が乾きやすくなり、唾液が足りなくなって細菌が増えやすい環境になるでしょう。細菌が増えれば病気のリスクが高まるので、結果的に歯周病や虫歯になりやすくなるのです。 顎に負担がかかる 出っ歯が原因で口ゴボになっている場合、顎に大きな負担がかかっている可能性があります。なぜなら出っ歯になっているということは、歯列全体の並びや噛み合わせが悪くなっているケースがほとんどであるためです。 歯並びがよくないと、顎関節に大きな負担がかかります。さらに歯並びが悪いと、食事をしっかり噛むことが難しくなる点にも注意が必要です。食べ物を十分噛まずに飲み込むことで、消化器にまで大きな負担がかかることになるでしょう。 口ゴボの治療法を紹介 口ゴボは、主に矯正治療によって改善できるケースがあります。主な治療の方法としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。 表側矯正 裏側矯正 マウスピース矯正 小児矯正(子どもの場合) 表側矯正 表側矯正とは、歯の表側に装置を装着して治療を行う歯列矯正のことです。表側矯正のメリットは、症例が広いという点です。ほかの治療方法に比べて対応可能な症例が多いため「ほかの方法では治療できなかった」という人であっても治療できる可能性が高まります。 注意すべきなのは、装置が目立ちやすいという点です。表側矯正では歯の表側に装置を着けるため、歯を見せて笑った際に装置が周りから見えてしまいます。矯正していることをなるべく知られたくない人はご注意ください。 必要となる費用は、50~100万円程度です。治療には2〜3年程度の期間がかかるでしょう。 裏側矯正 裏側矯正とは、歯の裏側に装置を取り付けて行う治療のことです。メリットとしては、目立ちにくい点が挙げられるでしょう。位置の関係上、表側矯正よりも装置が周囲から見えにくいため、治療していることが気づかれにくいという強みを持っています。 注意すべきなのは、舌に違和感を覚える可能性がある点です。舌の近くに装置を着けるため、舌に擦れて痛んだり、口内炎ができたりするケースがあります。必要となる費用は、80~150万円程度です。治療にかかる期間は3年前後と、表側矯正に比べて長めになりやすい傾向にあります。 マウスピース矯正 マウスピース矯正とは、マウスピースを使って治療を行う矯正方法のことです。マウスピースは透明なため、裏側矯正と同じく、周りから矯正していると気づかれにくいというメリットを持っています。 ただし取り外しが可能であるため、自己管理が必要である点には注意が必要です。規定の装着時間を守らないと、治療期間が長引くリスクもあるでしょう。必要となる費用は、30~90万円程度です。治療には、5ヶ月〜2年程度の期間がかかります。 【子ども】小児矯正 小児矯正とは、子どもが実施する矯正のことです。子どものうちに治療しておくことで、大人になってから実施するよりも綺麗な歯並びになりやすくなるというメリットを持っています。なお、もしも骨格に問題があった場合、大人になってからもう一度治療を行う必要が出てくるケースもあるため注意が必要です。 子どもが歯列矯正を実施する場合、基本的には1期治療をしたあとに2期治療を行う形です。 1期治療・2期治療にかかる費用は、どちらも30万〜50万円程度です。合計すると、60万〜100万円程度かかることになるでしょう。治療にかかる期間は、1期治療が1〜3年程度、2期治療が1〜2年程度です。 まとめ 口ゴボとは、口元が突き出た状態のことです。口ゴボになる原因は先天的なものと後天的なものがあります。放置すると見た目が悪くなったり、歯周病のリスクが高まったりするため、歯列矯正などを通して治療を行うのがおすすめです。 表参道AK歯科・矯正歯科は、患者さんの歯並びや口元、筋肉などのさまざまな点を診た上でそれぞれの方に合った治療を提案しています。安心感の高い治療を受けたい方は、ぜひお越しください。
- 矯正治療中に口臭が発生する原因は?自宅でできる予防法を紹介します!
- 歯列矯正を行っている方の中には「治療を始めた途端口臭が強くなった」と感じている方もいるでしょう。また「歯列矯正を行うと口臭が強まる」という噂を聞いて不安に思っている方もいるかもしれません。では、なぜ治療を行うことで口臭が発生しやすくなるのでしょうか。 当記事では、矯正治療中に口臭が発生する原因や予防方法について解説します。治療中の口臭に困っている方、口臭をあらかじめ防止したいと考えている方は、ぜひお読みください。 矯正治療中に口臭が発生する3つの原因 矯正治療中に口臭が発生しやすくなる原因は、主に以下の3つです。 細菌が繁殖しやすいから 口の中が乾燥しやすいから 口内炎ができるから 細菌が繁殖しやすいから 治療を行っている間は、口内に細菌が繁殖しやすくなっています。矯正治療中は、口の中に汚れが残りやすくなるためです。矯正装置を装着していると、種類によっては歯ブラシが口全体に行き届きにくくなります。すると歯や装置の隙間に食べかすなどの汚れが残り、そこから菌が増えやすくなるのです。 口の中が乾燥しやすいから 治療中は口の中が乾燥しやすくなるというのも、口臭の原因のひとつです。治療中は歯に装置を装着することになるため、装置によって口が閉じにくくなります。するとつい口が開けっ放しになるので、口の中が渇きやすくなってしまうのです。 口の中が乾燥すると、唾液の量も不足します。唾液が減少すれば、唾液の持つ殺菌作用や汚れを洗い流す自浄作用が十分に発揮されなくなるため、菌が増えて口臭が強まりやすくなります。 口内炎ができるから 歯に装置を着けることによって、口内に怪我を負いやすくなります。とくに治療に慣れていない最初の頃は、怪我をして口内炎ができる確率が高くなるといえるでしょう。たとえば裏側矯正の場合、舌に近い場所に装置を着けるため、会話や食事の最中に装置と舌がこすれて舌に口内炎ができることがあります。 口内炎になると、唾液が持つ殺菌作用や自浄作用がうまく発揮されにくくなります。その結果口臭の原因となる細菌が活性化し、口の臭いが強まりやすくなるのです。また口内炎などの傷口が悪化すると、膿が出てきます。膿は強い臭いを放つため、膿が原因で口臭を引き起こしているケースもあるでしょう。 矯正治療中の口臭を予防する方法 口臭が強くなると、人と話す際など日常生活を送る上で支障をきたすことも多いでしょう。口臭をできる限り抑えたいという方は、以下のポイントに注意して生活するようにしてください。 日々の歯磨きを徹底する マウスウォッシュを使用する デンタルフロスなどを活用する 水分を摂って乾燥を防ぐ 舌苔にも注意する 歯科医院でメンテナンスを受ける 喫煙を控える 日々の歯磨きを徹底する 前述のとおり、歯列矯正を行っている間は歯に装置を着けることになるため、歯磨きが行いにくくなります。歯磨きがしっかり行えていないと、口内に菌や汚れが蓄積することにつながるので、磨き残しがないよう入念に歯磨きを行うようにしましょう。 「歯列矯正の中でも、歯磨き中は装置を取り外せるマウスピース矯正であれば関係はないのでは」と思う方もいるでしょう。 しかしマウスピース矯正をしている方であっても、しっかりとした歯磨きは欠かせません。不十分な状態で歯磨きを終えると、歯に残った汚れを封じこめる形でマウスピースを装着することになるためです。そうなれば、ほかの治療方法と同じく、口内に汚れが残り、口臭が発生しやすくなるでしょう。 マウスウォッシュを使用する 歯ブラシで磨いただけでは口内に汚れが残ってしまうことが多いため、口の中を綺麗にしきるのは困難です。より徹底的に口内を洗浄したい人は、プラスでマウスウォッシュも使用しましょう。マウスウォッシュを併用することで、口全体が洗浄され、口臭の原因となる菌を取り除きやすくなります。 デンタルフロスなどを活用する 細菌を繁殖させないためには、念入りな手入れがカギとなります。手入れといえば、歯ブラシを思い浮かべる方がほとんどでしょう。しかし歯ブラシのほかにも、口内を綺麗にする道具には歯間ブラシやデンタルフロスなどさまざまなものがあります。 歯間ブラシ・デンタルフロスといった道具を使用することで、より念入りに口内の汚れを取り除きやすくなります。矯正治療を行う際は、治療前よりもさらにしっかりと手入れを行うようにしましょう。 水分を摂って乾燥を防ぐ 口臭を防ぎたい方は、定期的に水を飲むことも重要となります。水分を補給すると、口の中が乾燥しにくくなり、唾液が分泌されやすくなります。すると唾液の殺菌作用や自浄作用がしっかりと働きやすくなって、口臭の軽減が期待できるのです。 喉が渇いたときやご飯のとき以外にも、積極的に水を飲んでください。理想的な水の摂取量は、1日1.2リットルが目安です。 舌苔にも注意する 口臭を気にする場合、舌苔についても知っておくことをおすすめします。舌苔とは、舌の表面に細菌がたまって苔状となった物体のことです。唾液の成分や細菌、食べかすなど、さまざまなものが集まって作られます。 菌の塊であることからもおわかり頂けるとおり、舌苔は口臭を引き起こす大きな要因のひとつです。したがって舌苔を放置していれば、口臭が強くなる危険性も高まるでしょう。 舌苔は、ブラッシングを行うことで取り除けます。ただし毛先が硬いものだと舌を痛める可能性もあるため、できる限り柔らかいものを選ぶのがおすすめです。舌の奥から手前にかけて、撫でるようにブラッシングして取り除きましょう。 よりしっかりと取り除きたい方は、舌を掃除することに特化した専用の舌ブラシを使うことをおすすめします。 歯科医院でメンテナンスを受ける 確実に口臭を予防したい場合は、歯科医院でメンテナンスを受けるというのもひとつの手です。 メンテナンスを受けることで、口内に残った汚れを取り除いてもらえたり、歯周病などの病気の予防・治療を行ってもらえたりします。口内の汚れや歯周病などの病気は、口臭を引き起こす原因のひとつであるため、メンテナンスを行うことで結果的に口臭の予防にもつながるでしょう。 病気の早期発見・早期治療が行いやすくなるなど、メンテナンスの実施には口臭の予防以外にも大きなメリットがあります。いつまでも健康的な歯で過ごしたい方は、ぜひ定期的にメンテナンスを受けるようにしてみましょう。 喫煙を控える タバコを吸うと、口臭が強まりやすくなります。タバコには、強い臭いを引き起こす成分がたくさん含まれているためです。とくに、成分のひとつであるアンモニアやスカトールには注意が必要です。これらは糞尿の悪臭を引き起こしているものと同じ成分であるため、とくに口臭の大きな原因となるでしょう。 タバコを吸ったあとには、できる限りうがい・歯磨きを実施することをおすすめします。 まとめ 矯正治療を行うと、口の中が乾燥したり口内炎ができたりすることによって口臭が発生しやすくなります。口臭を予防したい場合、歯ブラシやマウスウォッシュ、デンタルフロスなどを用いてしっかりと口内を洗浄することが欠かせません。 加えて、舌にこびりつく「舌苔」を意識的に取り除いたり、喫煙を控えたりするのも有効な策となるでしょう。 表参道AK歯科・矯正歯科は治療後のアフターフォローも充実しているため、最後まで安心して治療を行えるでしょう。歯や口に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。