インビザライン(Invisalign)は、透明なプラスチック製のアライメント(マウスピース)で歯の位置を調整する歯科矯正治療法です。一般的な歯列矯正で仕様されるブラケットやワイヤーを使わない、透明でほとんど目立たない矯正治療法とされています。
患者に合わせてカスタマイズされたマウスピースを週ごとに交換することで歯を移動させていきます。食事や歯磨きの際には取り外すことも可能で、衛生的に保てば好きなものを食べて良いため、多くの患者様に選ばれています。
Contents
インビザラインの種類について
インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを使用することで歯並びを調整する歯列矯正治療です。インビザラインの種類とそれぞれの特徴を詳しく説明します。
インビザラインの種類は、患者の症例に応じて選択されます。初診時の評価や歯並びの問題の程度に基づいて、歯科医師が最適なインビザラインの種類を提案します。治療期間や費用については、個々の症例によって異なるため、歯科医院での相談が重要です。
インビザラインコンプリヘンシブ(インビザラインフル)
インビザラインコンプリヘンシブ(またはインビザラインフル)は、マウスピースの作製枚数や治療期間に制限がありません。歯全体を矯正する必要があり、治療期間が比較的長くなる患者様に適しています。
治療期間は一般的に1年半から3年程度であり、保証期間としては3年または5年のプランが提供されています。この期間内であれば、アライナー(マウスピース)の枚数に制限はなく、患者は自分の納得いくまで治療を続けることができます。
インビザラインモデレート
インビザラインモデレートは、インビザラインコンプリヘンシブと後述のインビザラインライトの間の治療プランで、アライナー(マウスピース)の枚数が片顎26枚(両顎52枚)と制限があります。
インビザラインライトでは対応が難しい中度の症例に対して適したマウスピース矯正になります。
インビザラインライト
インビザラインライトは、比較的軽度な歯の問題を修正するためのオプションです。主に前歯の軽度な歯並びの問題や間隔の調整に使用されます。
インビザラインライトは、アライナー(マウスピース)の枚数が片顎14枚以内の制限はありますが、半年から1年程度の短期間で費用を抑えつつ結果を得られる場合があります。
インビザラインエクスプレス
インビザラインエクスプレスは、さらに軽度な歯の問題に焦点を当てたオプションです。前歯のごくわずかな歯並びの修正や、前歯のわずかな間隔の調整に使用されます。
インビザラインエクスプレスは、短期間で結果を得たい場合や、軽度な修正が必要な場合に適しています。治療期間は3ヶ月〜4ヶ月です。
インビザラインGO
インビザラインGOは、短期間で軽度な歯の問題を修正するためのマウスピース矯正です。治療可能な範囲を奥歯以外の20本に限定することで、比較的短期間・低価格でマウスピース矯正を行うことができます。
通常は数ヶ月から最大6ヶ月程度の治療期間が必要です。主に前歯の歯並びや間隔の調整に焦点を当てています。
インビザラインファースト
インビザラインファーストは、子供や若年の患者の歯並びの問題を早期に修正することを目的としています。歯や顎の成長段階に合わせて矯正治療をする1期治療に適しており、6歳~10歳前後の患者様の顎の発育をサポートするとともに、これから生えてくる永久歯のためのスペースを作り、同時に歯並びを整えます。
インビザラインの費用の目安
インビザラインの費用は患者様の症例の程度に応じて異なります。治療期間や費用については、個々の症例によって異なるため、歯科医師に相談のもと、入念なシミュレーションを行うことが重要です。
以下に記載するのは、一般的な費用の価格になります。
インビザラインコンプリヘンシブ | 80万〜100万円 |
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インビザラインモデレート | 70万〜90万円 |
インビザラインライト | 45万〜65万円 |
インビザラインエクスプレス | 20万〜40万円 |
インビザラインGO | 35万〜50万円 |
インビザラインファースト | 1期20万〜40万円、2期25万 |
表参道AK歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正を身近なものにして、気軽に受けられる矯正治療を目指すために、独自のプランをご用意し、費用を抑えて提供しております。
医療費控除について
インビザラインであっても噛み合わせの悪さや発音が悪いなど、歯の機能による問題が認められた場合は医療費控除の対象になります。
ご家族全員の1年間の医療費の合計が10万円を超える場合は医療費の一部が還付されます。
ただし、審美目的の場合は医療費控除の対象とはならないのでご注意ください。