前歯が気になる人必見!部分矯正を成功させるポイントとは?

「前歯の歯並びがコンプレックスで、歯を出して笑ったり、向かい合って話たりするのが苦手」という人もいるでしょう。
歯科矯正は上記のような悩みを持つ人におすすめの治療方法ですが、「歯科矯正は費用が高くて手が出ない」、「矯正器具が目立つのではないか」と治療に消極的になってしまう人が多いです。

そこで今回は、これらの悩みを改善できる部分矯正について解説していきます。

この記事を読むとわかること

  • 部分矯正の特徴
  • 部分矯正の種類
  • 部分矯正のメリット・デメリット
  • 部分矯正の適応症例
  • 部分矯正が向いている人
  • 部分矯正を成功させるポイント

前歯の歯並びが気になる人には部分矯正がおすすめ

前歯の歯並びが気になる人には部分矯正がおすすめ

出っ歯やガチャ歯など、前歯の歯並びに悩んでいる人には、部分矯正がおすすめです。
歯全体を矯正するよりもはるかに安く・短期間で治療が行えます。

まずは、部分矯正の特徴やメリット・デメリットを解説していくので、どのようなものかチェックしていきましょう。

部分矯正とは

部分矯正とは、上下6本ずつの前歯を整える治療方法です。
歯科医によって2本〜治療が可能なので、気になる部分だけを最小限の治療をしたいときに向いています。

ただし、部分矯正には向いている症例と向いていない症例があるので、治療を行う前に見極めが必要です。

部分矯正の種類

部分矯正は、全体矯正と同じく3種類の矯正方法があります。
それぞれ特徴や適応が異なるので、自分に合った矯正方法を選択しなくてはいけません。

以下3種類の矯正方法をわかりやすく解説するので、矯正方法を検討する際に役立ててください。

  • ・ワイヤー矯正
  • ・裏側矯正
  • ・マウスピース矯正

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は最もポピュラーな歯科矯正の方法で、歯の表面に矯正器具を取り付け、ワイヤーで力を加え歯を動かしていきます
歯の表面に器具を取り付けるため、審美面がデメリットと感じる人もいるでしょう。

しかし、3種類の中で最も適応症例が多く、幅広い歯並びに対応できます。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側に矯正器具を取り付け、ワイヤーで力を加え歯を動かしていきます
歯の裏側に器具を取り付けるので、対面で会話をしていても歯科矯正をしていることがわかりません。

ただし、矯正器具が邪魔になって滑舌が悪くなることがあります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピース型の矯正器具を使用して、弱い力で歯を動かしていきます
透明度の高い素材を使用して作られているので、3種類の中で最も審美面が優れていることが魅力です。

また、マウスピース矯正は自分で矯正器具を取り外せるので、しっかりと歯をケアできます。

部分矯正と全体矯正の違い

部分矯正と全体矯正の違い

部分矯正と全体矯正の違いは、矯正する歯の範囲です。
部分矯正は前歯のみを整えるため、全体矯正に比べて費用が安く、短期間に治療が終わります。

しかし、噛み合わせや奥歯からしっかり動かすような矯正はできないので、その場合は全体矯正を行わなくてはいけません。

部分矯正の6つの適応症例

先ほど部分矯正は大きく歯を動かすことができないとお伝えしましたが、「自分の歯並びは部分矯正が行えるのか」という点が気になりますよね。

部分矯正は、軽度不正咬合に適応されます。
部分矯正が適応される軽度不正咬合を解説していくので、自分に当てはまるものはあるか確認してみてください。

  • ・受け口・しゃくれ(反対咬合)
  • ・歯並びのがたつき(叢生)
  • ・八重歯
  • ・出っ歯
  • ・すきっ歯
  • ・歯のねじれ

受け口・しゃくれ(反対咬合)

前歯が原因で受け口になっている場合、部分矯正で歯軸を傾けることで反対咬合の改善が可能です。
ただし、下の犬歯と側切歯の間に隙間がある場合に限ります。

上記に当てはまらない場合は、全体矯正で奥歯からしっかり動かさなくてはいけません。

歯並びのがたつき(叢生)

前歯の一部がガタガタしているという場合も、部分矯正で治療が行えます。
部分矯正で治療を行える叢生は、以下の通りです。

  • 前歯の一部分に叢生がみられる
  • 噛み合わせに問題がない
  • 奥歯の歯並びに問題がない
  • 矯正に必要なスペースが確保できる

上記に当てはまらない場合は、全体矯正を行う必要があります。

八重歯

八重歯は叢生の一種で、日本人に多い歯並びです。
犬歯が少し前にでている程度の八重歯であれば、部分矯正で改善できるでしょう。

しかし、歯がしっかり重なっている重度の八重歯の場合は、全体矯正を行わなくてはいけません。

出っ歯

噛み合わせや奥歯の歯並びに問題がない軽度の出っ歯は、部分矯正で治る可能性が高いです。
受け口の部分矯正同様、歯軸の傾斜や位置を調整します。

抜歯が必要な場合や骨格が問題の場合は、部分矯正の適応外です。

すきっ歯

歯と歯の間に隙間があるすきっ歯の状態は、部分矯正の適応症状です。
とくに、上前歯の隙間(正中離解)に悩んでいる場合は、部分矯正で十分改善できます。

叢生や八重歯よりも治療しやすく、短期間で治療が終わるでしょう。

歯のねじれ

歯のねじれ(捻転歯)は部分矯正でも治療可能です。
しかし、スペース不足によって起きた捻転歯をそのまま部分矯正で治療すると、出っ歯ぎみになってしまいます。
そのため、歯のねじれを部分矯正で治療する際は、歯を削る(ディスキング)処置を行うことが多いです。

部分矯正ができない症例

部分矯正ができない症例

部分矯正が適応されない症例は、重度不正咬合です。
先ほど部分矯正で対応できると挙げた症状でも、程度が酷い場合は全体矯正が必要になります。

また、顎変形症などの骨格が問題になる歯並びは、外科手術が必要になることもあるので歯科口腔外科に相談しましょう。

部分矯正の3つのメリット

「歯科矯正をするなら、適応症例が多い全体矯正をしたほうがいいのではないか」と考える人もいるでしょう。

確かに、全体矯正は幅広い不正咬合を治療できますが、治療期間や費用がネックに感じる人が多いです。
部分矯正には以下3つのメリットがあり、全体矯正のデメリットを解消できます。

  • 費用が安い
  • 短期間で治療できる
  • 矯正中の違和感が少ない

費用が安い

歯科矯正は自由診療なので、とても高いイメージを持つ人もいるでしょう。
実際に、全体矯正は60万円〜150万円が相場となっていて、高額な治療費用を用意しなくてはいけません。

しかし、部分矯正なら10万円〜70万円と、全体矯正の半分以下で治療できます。

矯正の種類 部分矯正 全体矯正
費用相場 10万円~70万円 60万円~150万円

短期間で治療できる

全体矯正の治療期間は、一般的に1年〜2年半程度です。
しかし、部分矯正なら1年半以内に治療が完了します。

最短3か月で矯正治療が終わることもあるので、短期間で治療を終わらせたい人におすすめです。

矯正中の違和感が少ない

全体矯正は歯全体にちからをかけて歯を動かすため、痛みや頭痛を伴うことがあります。
しかし部分矯正なら、一部分しか矯正器具を付けないので、全体矯正に比べて痛みが少ないです。

また、滑舌に関わるようなことも少ないので、これまで通りに生活が送れるでしょう。

部分矯正の3つのデメリット

部分矯正の3つのデメリット

これまで部分矯正のメリットをお伝えしてきましたが、部分矯正には残念な面もあります。
メリットとデメリット両方を確認しておくと、治療を行う際に戸惑いが少ないでしょう。

今回紹介する部分矯正のデメリットは、以下3つです。

  • ・噛み合わせの改善ができない
  • ・完璧にきれいな歯並びにはならない
  • ・健康な歯を削る可能性がある

噛み合わせの改善ができない

部分矯正は、上下の前歯12本分の歯科矯正を行います。
奥歯には矯正器具を装着しないので、噛み合わせの改善は見込めません。

噛み合わせに問題があるまま部分矯正を行うと、不正咬合が悪化する可能性もあります。

完璧にきれいな歯並びにはならない

部分矯正は歯全体を矯正するわけではないので、完璧にきれいな歯並びにはなりません
歯を奥にずらせない分、矯正によって出っ歯気味になることもあります。

しっかり歯並びを整えたい場合は、全体矯正を検討したほうがいいでしょう。

健康な歯を削る可能性がある

出っ歯や叢生を部分矯正する場合、ディスキングという歯を削る処置が行われます。
上記の症状は歯が並ぶスペースが十分でないため、健康な歯を削ってスペースを確保しなくてはいけません。

歯の表面を軽く削る程度なので、歯に悪影響が起きる可能性は低いです。

部分矯正が向いている人

部分矯正が向いている人

部分矯正を検討している人の中には、「歯医者に行く前に治療が適応されるか知りたい」という人もいるでしょう。
そこで、部分矯正が向いている人の特徴を紹介します。

下記4つに当てはまる人は、部分矯正で満足いく結果が得られる可能性が高いです。

  • ・前歯の歯並びを治したい人
  • ・症状が軽度な人
  • ・治療費用を抑えたい人
  • ・短期間で治療を終わらせたい人

前歯の歯並びを治したい人

部分矯正は左右の犬歯の間の歯列を整えます。
そのため、「前歯の隙間をなくしたい」、「犬歯が少し前に出ているのが気になる」という人は、部分矯正で満足いく結果が得られるでしょう。

犬歯より奥の歯まで調えたいという場合は、全体矯正を検討してください。

症状が軽度な人

軽度な叢生や出っ歯を治したいという場合は、部分矯正がおすすめです。
比較的歯並びがいい場合は、前歯の歯列が整うことでより清潔感がアップします。

治療費用を抑えたい人

歯科矯正の費用を抑えたい」という人は、矯正範囲の狭い部分矯正なら費用を安く抑えられます。
ただし、きちんと奥歯まで矯正したいという場合は、マウスピースの全体矯正を検討するのがおすすめです。

短期間で治療を終わらせたい人

部分矯正は治療範囲が狭いので、全体矯正に比べて早く治療が終わります
矯正治療をなるべく早く終わらせたい人に最適です。

部分矯正を成功させる5つのポイント

部分矯正を成功させる5つのポイント

せっかく部分矯正を行うなら、満足いく治療を受けたいですよね。

この章では、部分矯正を成功させるポイントとして、下記5つを紹介します。
これから部分矯正を受けようと思っている人は、この章を参考に歯科医選びをしてください。

  • ・口コミの評判を考慮して病院選びをする
  • ・通院しやすい歯科医を選ぶ
  • ・全体でかかる費用と相場を確認しておく
  • ・丁寧なカウンセリングが行われている歯科医を選ぶ
  • ・部分矯正で希望の仕上がりになるかシミュレーションしてもらう

口コミの評判を考慮して病院選びをする

ネット上の口コミは、これまでその歯科医に通った人の感想が記載されています。
口コミの評判がいい歯科医は、治療やカウンセリングが丁寧なことが多いです。

口コミをチェックするときは、いい口コミだけでなく、悪い口コミもチェックしておきましょう。

通院しやすい歯科医を選ぶ

矯正治療は、治療経過を観察するために定期的に通院しなくてはいけません。
そのため、自宅や職場、学校から通いやすい歯科医を選ぶのがおすすめです。

アクセスの悪い歯科医を選ぶと、通院が億劫になってしまいます。

全体でかかる費用と相場を確認しておく

歯科矯正は自由診療なので、歯科医によって設定金額が異なります
相場とかけ離れた歯科医を選んでしまうと、後々トラブルになる可能性があるので注意が必要です。

部分矯正の費用相場は、下記表を参考にしてください。

ワイヤー矯正 裏側矯正 マウスピース矯正
30万円〜60万円 40万円〜70万円 10万円〜40万円

丁寧なカウンセリングが行われている歯科医を選ぶ

歯科医に限らず、満足いく治療を受けるためには、カウンセリングが丁寧な病院を選ぶことが大切です。

矯正治療の場合高い治療費用がかかるので、医師やカウンセラーとコミュニケーションを取り、希望の仕上がりを伝えなくてはいけません。
歯科医を選ぶときは、希望を汲んで納得いく説明をしてくれる歯科医を選びましょう

部分矯正で希望の仕上がりになるかシミュレーションしてもらう

歯科矯正は、シミュレーションをもとに治療を進めます。
部分矯正を受ける際は、希望の仕上がりを歯科医スタッフと共有し、再現可能かシミュレーションしてもらいましょう。

不可能な場合、どのくらい希望に近づけられるか確認してください。

部分矯正なら10万円以下で治療できる可能性も!

部分矯正なら10万円以下で治療できる可能性も!

部分矯正歯全体矯正の半分以下の費用で治療が行えるので、矯正費用を抑えたいという人におすすめの治療方法です。

表参道AK歯科・矯正歯科では、部分矯正1本33,000円から治療を行っているため、気軽に部分矯正治療を受けられます。
カウンセリングは無料で実施しているので、歯並びについての悩みをお持ちの人はぜひご相談ください。

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審美歯科

治療内容口元に「美しさ」をプラスする治療
費用¥55,000〜¥165,000(税込)
治療後のリスクセラミックの破折、色調の再現に限界があります

インプラント

治療内容欠損部分に人工歯を取り付ける治療
費用1歯あたり ¥280,000〜¥425,000(税込)
治療後のリスクインプラント周囲炎の可能性があるためメンテナンスが必要

ホワイトニング

治療内容気になる歯の着色を白くする治療
費用¥24,000〜¥48,000(税込)
治療後のリスク場合によっては後戻り・知覚過敏になる可能性があります

矯正歯科

治療内容歯並びをよくする治療
費用110,000〜¥1,320,000(税込)
治療後のリスク場合によっては後戻りが考えられます

ガミースマイル

治療内容歯茎のラインをきれいに整える治療
費用¥16,500〜¥275,000(税込)
治療後のリスク疼痛・出血などを生じる事があります

重度歯周病

治療内容再生療法をはじめ、清掃性の向上のための治療
費用¥27,500~¥77,000(税込)
治療後のリスク疼痛などを生じる事があります

入れ歯

治療内容失った歯を人工歯で補う治療
費用¥110,000~¥495,000(税込)
治療後のリスク疼痛・違和感などを生じる事があります