目立たない矯正って何があるの?費用は高い?メリットやデメリットも解説します

執筆者情報:小室 敦

目立たない矯正って何があるの?費用は高い?メリットやデメリットも解説します

矯正治療で歯並びを綺麗に整えて、見た目を美しくしたり歯の健康を守ったりしたいと考えている方も多いでしょう。しかしなかには、装置によって見た目が悪くなることを恐れて治療を諦めている方もいるはずです。

 

見た目が気になる方におすすめしたいのが、目立たない矯正です。歯列矯正のなかには、装置を目立たせずに行える治療法も存在します。当記事では、目立たない矯正の種類やかかる費用などについて解説します。矯正装置が目立つリスクを抑えて治療を行いたい方は、ぜひお読みください。

目立たない矯正を求めている人も多い

モデルの撮影風景

治療を検討している方のなかには、目立たない矯正を求めている人が少なくありません。例としては、職業の関係で見た目に影響の出る治療は行えないという人が挙げられるでしょう。モデルや芸能人、接客業などの見た目が重要となる仕事をしている場合、歯が目立ちやすい装置に覆われるのは致命的です。

 

また、成人式や結婚式のような人生における重要なイベントを控えている人も例として挙げられます。晴れ舞台に立つ上で、歯が装置に隠されていては台無しになってしまいます。イベントのなかには撮影を行うものも多いため、目立つ装置をつけた状態で一生残る写真に写るわけにはいきません。

 

そのほかイベントや仕事に関係がなくても、見た目を気にされる方は多いでしょう。日常生活のなかで、職場の同僚や学校のクラスメイトに気づかれたくないという需要は多くあります。

 

こうした事情で治療を諦めている方は、ぜひ目立たない矯正を検討してみてください。以下からは、矯正していると気づかれにくい具体的な治療方法について解説していきます。

目立たない矯正①:裏側矯正

裏側矯正とは、歯の裏側に装置を取り付けて治療を行う矯正の方法です。かかる費用は80~150万円程度、かかる期間は3年程度です。

 

歯列矯正と聞いて多くの方が考える治療では、歯の表側に装置を取り付けます。そのため、歯を見せるとすぐに矯正をしていると気づかれてしまいます。しかし裏側矯正では歯に隠れた場所に装置を取り付けるため、気づかれるリスクを大きく低減させられるのです。

裏側矯正のメリット

木のトレーの上に乗ったメリットのブロック

目立ちにくい以外のメリットとしては、舌癖が解消される可能性がある点が挙げられます。裏側矯正では装置を歯の裏側に取り付けることになるため「舌で前歯の裏側を押す」といった舌癖が解消されます。そうなれば、治療後に舌癖が原因で後戻りするのを防げるでしょう。

 

加えて、ホワイトニングやクリーニングを同時進行できる点もメリットです。歯の審美性を高める治療が同時に進められるので、効率的に歯を綺麗にしていけるでしょう。

裏側矯正のデメリット

デメリットは、喋りにくくなることがある点です。歯の裏側に装置をつけることで、サ行やラ行のような歯の裏側に舌を当てて発音する言葉がやや話しにくくなることがあります。

 

また、費用が高い点にも注意が必要です。歯の裏側は複雑な形状となっているため、裏側矯正の装置は患者さんにあわせたオーダーメイドのものを作る必要があります。作製に手間がかかるので、費用はほかの治療より高い傾向にあります。

目立たない矯正②ホワイトワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ブラケットという装置にワイヤーを通し、ワイヤーの引っ張る力で歯を動かす治療のことです。そしてホワイトワイヤー矯正では、ワイヤー矯正で使用するワイヤーを歯と同じ白色にすることで目立ちにくくして治療を実施します。

 

同じく目立ちにくい見た目をした審美ブラケットと組み合わせれば、さらに気づかれにくくなるでしょう。かかる費用は87〜88万円程度、かかる期間は1.5~2.5年程度です。

ホワイトワイヤー矯正のメリット

目立ちにくい点以外のメリットとしては、対応症例が広い点が挙げられます。ホワイトワイヤー矯正は、すきっ歯や出っ歯などさまざまな症例の改善が期待できます。裏側矯正やマウスピース矯正では対応が難しいといわれたことのある方は、ぜひホワイトワイヤー矯正を試してみてください。

ホワイトワイヤー矯正のデメリット

ホワイトワイヤー矯正のデメリットは、コーティングが剥がれることがある点です。長い間使っていると、歯磨きによってワイヤーのコーティングが徐々に剥がれてきます。

 

コーティングが剥がれると、その部分が目立って審美性が落ちてしまうリスクがあります。さらにコーティングが取れたことで装置とワイヤーの間に摩擦抵抗が発生し、歯が動きにくくなって治療がスムーズにいかなくなるケースもあるでしょう。

目立たない矯正③マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、プラスチックでできたマウスピースを歯に取り付けて行う治療のことを指します。かかる費用は30~90万円程度、かかる期間は1〜2年程度です。

 

装着するマウスピースは透明であるため、ワイヤーなどでできている従来の装置よりも目立ちにくく、治療していると気づかれにくいのが強みです。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリットは、取り外しができる点です。表側矯正などの場合、装置を取り外せるのは歯科医師のみで、患者さん自身が取り外すのは不可能でした。しかしマウスピース矯正であれば、患者さんの手で自由に取り外せます。

 

食事中や歯磨きの際だけでなく、どうしても装置を外したいシーンで一時的に取り外すことも可能です。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリットは、自己管理が必要である点です。着脱できるからといって長い間外していると、治療期間が伸びたりうまく治療が行えなくなったりする可能性があります。

 

さらに外している間に落として割ったり、紛失したりすることがないよう細心の注意を払わねばなりません。着脱可能だからこそ、マウスピース自体や装着時間の管理はしっかりと行う必要があります。

目立たない矯正にかかる費用は高い?

お財布から三万円を出す人の手元

目立ちにくい歯列矯正は、一般的にかかる費用が高くなりやすい傾向にあります。以下は、当記事で解説した矯正方法と、通常の目立ちやすいワイヤー矯正にかかる費用をまとめた表です。

 

裏側矯正 80~150万円程度
ホワイトワイヤー矯正 87〜88万円程度
マウスピース矯正 30~90万円程度
通常のワイヤー矯正 50~100万円程度

 

上記のとおり、マウスピース矯正はやや安価に治療が行えるケースもあります。安く行えるマウスピース矯正の例としては、自分で歯型を採るものが挙げられます。歯型の採取を患者さんに任せることで、採取にかかるコストがカットされているのです。

まとめ

モデル・接客業をしている方や、見た目の印象を強く気にされる方の場合、歯列矯正の装置によって歯の審美性が落ちるのは致命的な問題です。歯の見た目を美しく保ったまま治療を行いたい方は、目立ちにくい矯正方法を選択するのがおすすめです。

 

裏側矯正やホワイトワイヤー矯正、マウスピース矯正を行えば、治療中も歯の審美性が低下しません。それぞれの特徴を比較しつつ、自分に合った治療方法を検討してみてください。

 

表参道AK歯科・矯正歯科では表側矯正や裏側矯正、マウスピース矯正といったさまざまな治療に対応しているため、幅広い治療の方法から患者さんに合ったものをご提案可能です。目立ちにくい矯正治療を行いたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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審美歯科

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治療後のリスク場合によっては後戻りが考えられます

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